赤野光信ら覚醒剤密輸犯の死刑執行の黙認は 日本政府として酷過ぎないか?

・三条 健です。 4月6日AM9:30 赤野光信ら覚醒剤密輸犯に対する死刑執行が遼寧省で実施されたという報道があった。 中国において、十分な裁判が行われたのか? 死刑は重すぎるのではないか? もっと日本政府は強烈に死刑執行に対して抗議、要求を提示するべきではないか? 国によって刑罰の重さ軽さは異なるが、すくなくとも無期懲役程度にできなかったのか? 
・海外の日本人に対しては日本政府は弁護サイドに立ってもらわないと、国外での権利は到底守れないであろう。「執行されたことは残念だ」との政府コメントでは余にも、弱すぎる。 激しい怒りを見せねば、中国には通用しない。 国民世論も弱すぎると思う。政府が頼りなければ尚更、世論を喚起できないと国民が馬鹿にされるだけだ!!

・中国は1党独裁の国家であることを認識し、言うべきことは何度でも強烈に言わねば どうにもならない。 今後のこともあるので、これを教訓にして、対処することを願う。 言わなさ過ぎるのは問題だ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★以下 メディア報道の一部<参考>

中国当局は六日、中国から覚せい剤を日本に密輸しようとしたとして麻薬密輸罪に問われ、死刑判決が確定した赤野光信死刑囚(65)=大阪府出身=に対する刑を遼寧省で執行した。日本人に対して死刑が執行されたのは一九七二年の日中国交正常化後、初めて。中国側は別の三死刑囚への刑執行も日本側に伝えており日本国内の対中世論に悪影響を与える恐れもある。 

 日本政府筋などによると、遼寧省高級人民法院が六日午前九時半(日本時間同十時半)に致死量の薬物注射で刑を執行、同三十五分に在瀋陽日本総領事館大連出張駐在官事務所に伝えた。六日の新華社電によると、中国の最高人民法院最高裁)は、今回の刑執行について「国籍の異なる犯罪者も、法によって平等な処分をすべきだ」と表明した。

 同死刑囚は二〇〇六年九月に覚せい剤約二・五キロを遼寧省の大連空港から日本に密輸しようとしたとされ、〇九年四月に死刑が確定していた。

 赤野死刑囚の執行予定は、三月二十九日に日本政府に通告された。当初は五日にも執行とみられていたが、同死刑囚は同日、遼寧省大連市の拘置施設で家族と面会していた。

 赤野死刑囚以外にも、中国当局は日本政府に対し一日、同罪で死刑判決が確定した名古屋市出身の武田輝夫(67)、岐阜県出身の鵜飼博徳(48)、福島県出身の森勝男(67)の三死刑囚の死刑を「七日後に執行する」と伝えた。

 日本政府は六日、北京の日本大使館を通じ赤野死刑囚への死刑執行について「執行されたことは残念だ」とのコメントを発表したが、今後の日中関係への影響はないとの見方を示した。また、日本人による薬物密輸が後を絶たないことに「麻薬犯罪は国際社会にとって極めて重大な犯罪で、死刑を含め重い量刑を科している国も多い」とし、「国民がこうした犯罪にかかわらないことを切に願っている」と表明した。