・専門家、専門家と言うが、原発関連の専門家共は、「想定外」を乱発し、本当の危機管理を知らない単なる「専門馬鹿」だ!

・日本の原発のアクシデント・マネジメントは機器の故障や誤操作による事故を想定したもので、地震津波の影響は考慮していない。
地震津波の影響を考慮せずに「原発のアクシデント・マネジメント」が成り立つと考えるとは? 恐ろしすぎる! 地震津波の安全が確保されるまで日本の原発は、即刻、停止されたし! 
・専門家、専門家と言うが、原発関連の専門家共は、「想定外」を乱発し、本当の危機管理を知らない単なる「専門馬鹿」だ!

〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
「過酷事故」の想定超える 津波で「電源融通」できず
2011.4.22 01:30
 東京電力が福島第1原子力発電所での深刻な事故を想定して作成した対策のうち、電源喪失時の主要対策が機能しなかったことが21日、分かった。原子炉の電源喪失が起きた場合、隣接する原子炉から電源を供給する手順だったが、1〜4号機が津波で一斉に停電する想定を超えた事態となり、実施できなかった。復旧の遅れの原因になった可能性があり、対策を了承した国とともに妥当性が問われそうだ。
 東電が作成したのは、設計上の想定を大幅に超える炉心溶融などの深刻な事故を防ぐため、必要な手順や設備などをまとめた「アクシデント・マネジメント」(過酷事故対策)と呼ばれる安全対策。平成14年5月、福島第1原発について報告書を作成し、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。
 報告書によると、原子炉の電源が失われた場合、隣接する原子炉から電源を供給する「電源融通」と呼ぶ対策を実施。例えば1号機が停電した場合、隣接する2号機から電源供給を受けて早期に復旧させる。
 これにより外部電源が途絶え、非常用ディーゼル発電機も動かない今回のような事態でも電源確保が可能だとし、操作手順を作成。「(原子炉の)複数基立地のメリット」を生かした安全対策だとしていた。
 しかし、今回の事故では1〜4号機が津波で一斉に電源を喪失したため、電源融通ができず、東北電力からの送電で復旧するまでに約10日を要した。この間、原子炉の冷却系が機能せず、炉心溶融や水素爆発の深刻な事態に発展した。

 各号機の一斉停電に備えた対策を強化していれば、早期に復旧できた可能性がある。東電は「対策に不備があったかは今後、整理して検討する」としている。
 関係者によると、日本の原発のアクシデント・マネジメントは機器の故障や誤操作による事故を想定したもので、地震津波の影響は考慮していない。
 故障や誤操作が複数の原子炉で同時に起きる確率は低いため、電源融通は有効と判断したとみられるが、福島第1原発の各号機は海岸沿いに並んでおり、津波が来れば同時に被害を受ける危険性が高かった。
 専門家は「津波で設計を超える事故が起きたうえ、さらにアクシデント・マネジメントでも想定外のことが起きた」と事態の深刻さを指摘している。
 アクシデント・マネジメントは1979年の米スリーマイル島原発事故を機に各国で導入が進み、日本では平成4年に原子力安全委員会が電力各社に自主整備を勧告。東電は16年、対策の整備により電源喪失炉心溶融の恐れが減ったとする安全評価を保安院に提出し、了承されていた。