・3官僚に詰め腹を切らせ、けじめをつけたようにトリックした海江田万里は信頼できない議員だ!

海江田万里経済産業相による、松永和夫経産次官ら3首脳の「更迭」人事を、各メディアが伝えたのは先々週だった。東京電力福島第1原発事故への対応の不手際や、原子力安全・保安院のやらせ問題などで、3氏に詰め腹を切らせ、けじめをつけたものと受け止められた。
・官僚が、大臣に花を持たせて実を取り、国民はまんまとだまされる。
・。「政策は官僚がつくる」と公言していた佐橋にとって、民主党政権の政治主導など茶番劇でしかない。
・3官僚に詰め腹を切らせ、けじめをつけたようにトリックした海江田万里は信頼できない議員だ! 

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8月18日
2011.8.18 02:49
 海江田万里経済産業相による、松永和夫経産次官ら3首脳の「更迭」人事を、各メディアが伝えたのは先々週だった。東京電力福島第1原発事故への対応の不手際や、原子力安全・保安院のやらせ問題などで、3氏に詰め腹を切らせ、けじめをつけたものと受け止められた。

▼ところがその後、3氏の退職金には上積みがあることがわかり、週刊誌やテレビのワイドショーは、「更迭とは名ばかり」などと、怒りの声を上げている。松永氏の場合は、1100万円増額されて約7500万円となり、天下りも可能だという。

▼確かに海江田経産相の記者会見での発言のなかに、「更迭」の表現は見当たらない。原発事故ややらせの懲罰の意味があるのか、との質問にも、答えはあいまいだった。松永氏もまた、責任をとっての辞職、との見方を否定している。

▼官僚が、大臣に花を持たせて実を取り、国民はまんまとだまされる。更迭という言葉が、本来「交代」という意味しかないことを考え合わせると、見事なトリックというほかない。

城山三郎が、経産省の前身、通産省を舞台にした小説に『官僚たちの夏』との題名を選んだのも、もともと夏が、官僚の人事の季節だったからだ。主人公のモデルとなった佐橋滋は、次官時代に「大臣」と皮肉られた「異色官僚」だ。「政策は官僚がつくる」と公言していた佐橋にとって、民主党政権の政治主導など茶番劇でしかない。

▼その手腕については毀誉褒貶(きよほうへん)あるけれど、天下りを全て断った出処進退は見事だった。6年間の浪人生活の末に設立したのが、余暇開発センターだ。    猛烈官僚時代は「家族旅行や外食は一度もなかったのに」と、ご遺族から伺ったことがある。