円高是正のため大胆な量的緩和ができないポンすけ総理と無能な日銀総裁なら「総理&総裁を変えろ!」

宮城県亘理町と山元町の「仙台いちご」の産地が今季初のイチゴ出荷にこぎ着けた! 後藤新平内相兼帝都復興院総裁が盛んに説いた「自助自立」の精神だ!  TPP参加を推し進めるなら、政府は内需拡大策と併せて、民の自助自立精神をせめて邪魔するな!
後藤新平が大原則の一つとしたのは、「増税なき復興」である。
・世界一の対外債権国である日本は民が蓄えた預貯金を国内投資に振り向ける自助自立型のビジネスモデルは十分可能なのに、国民に負担ばかり押し付ける。 今の政府や政治家に自らの手で日本を再生してゆく気概と見識があるのか?
円高是正と脱デフレを両立させるなら、増税をやめると同時に日銀が大胆な量的緩和(お札を継続的に増刷すること)に踏み切るべきなのに、政府は小出し緩和に徹する日銀に注文もしない。 
円高是正のため大胆な量的緩和ができないポンすけ総理と無能な日銀総裁なら「総理&総裁を変えろ!」



〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
 「自助自立」を問うTPP
編集委員・田村秀男   2011.11.22 02:57
 政府の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加表明をめぐって世間が騒然としている中、小さいが、東日本大震災被災地から力強いニュースが伝わってきた。
 津波で農地の95%以上が被害を受けた宮城県亘理町と山元町の「仙台いちご」の産地が今季初のイチゴ出荷にこぎ着けたという。  農家が結束し、遊休農地を借り上げてゼロから再出発して、需要期のクリスマスに間に合わせた。  8月に会ったJAみやぎ亘理の岩佐國男組合長は「以前の補助金漬けに戻るつもりはない」と言い、自力再建を掲げてきた。
 思い起こすのは、関東大震災(1923年9月1日)直後、ただちに「帝都」(東京)の大復興を設計した後藤新平内相兼帝都復興院総裁が盛んに説いた「自助自立」である。その精神は日本人に脈々と受け継がれ、大震災の東北で発現しているようで、「仙台いちご」の復活にいささか感動を覚える。
 当時、後藤が大原則の一つとしたのは、増税なき復興である。巨額の復興債を発行するが、「(復興の)方法が機宜(きぎ)よろしきを得れば、かえって最小の経費をもって最大の効果を挙げることができる」と力説し、綿密で大胆な復興計画を立案した。当時は第一次世界大戦後の反動不況で復興債の国内消化は困難で、多くは高金利で米英に引き受けてもらうしかなかった。だが、後藤にとって計画を推進する原動力は民の「自治精神」であり、民の力を損なう増税の拒絶は当然の帰結だった。
 翻って、今の政府や政治家に自らの手で日本を再生してゆく気概と見識があるのか、暗然とさせられる。  野田佳彦内閣は家計の可処分所得を減らす増税一本やりだ。  「日本はギリシャ、イタリアみたいになる」と騒いで消費税増税国際公約する。  後藤の時代と違って世界一の対外債権国である日本は民が蓄えた預貯金を国内投資に振り向ける自助自立型のビジネスモデルは十分可能なのに、国民に負担ばかり押し付ける。
 野田首相は「アジアの成長力を取り込む」とTPPの効用を説く。意味するところは、成長めざましいアジア市場への輸出や投資を増やせば国内経済がよくなるというのだろうが、外需頼みで日本再生が進むというのは、安直すぎる。  国内総生産(GDP)に占める輸出の比率は15%程度であり、しかもアジアのライバルたちは日本の家電や自動車技術に追いつきつつある。   輸出競争力を高めるなら超円高を是正するしかないのに、欧州危機のせいにしてその場しのぎだ。  経済活性化のためにはGDPの6割近い民間消費を増やすのが本筋で、そのためには脱デフレ策が先決だ。  円高是正と脱デフレを両立させるなら、増税をやめると同時に日銀が大胆な量的緩和(お札を継続的に増刷すること)に踏み切るべきなのに、政府は小出し緩和に徹する日銀に注文しようともしない。

 自立する国民が持ち合わせている潜在力を引き出さなければ日本再生は不可能だ。  前出の亘理町の専業農業者たちからは、「われわれは世界の潮流から外れてよいとは思っていない。  この機を逃さず、農地を集約化して大規模経営を実現する、高品質のいちごで世界に打って出る」と聞いた。  反対派に多い「TPP=日本農業壊滅」という負け犬論ではないのだ。  TPP参加を推し進めるなら、政府は内需拡大策と併せて、民の自助自立精神をせめて邪魔しないでもらいたい。