・日本の現状を見るとインフラ整備・維持なくして国の発展はないのに、麻生政権時代の耐震補強予算をカット、復興はほったらかしで増税に血道を上げ、夏の電力供給への道筋すら示せない民主党政権はまさに亡国の政権だ!

・中国のメディアが一斉に胡耀邦を持ち上げ始めた背景は何が隠されているのか?
・ネパールは、南側のインドという比較的ゆるやかな斜面と北側の中国という急峻な崖の間に位置する国。  南側に転がれば怪我は軽いけど、北側の崖に転落したらどうなることか。  けれども当人たちはそれがまだよくわかっていないようだ!
・ 軍事力増強に努める中国に対し、いまだにアジア開発銀行経由などで資金援助する日本。 その資金が廻りまわってアジア・アフリカへの援助(もちろん中国の利益のため)に使われるのだ!
・日本の現状を見るとインフラ整備・維持なくして国の発展はないのに、麻生政権時代の耐震補強予算をカット、復興はほったらかしで増税に血道を上げ、夏の電力供給への道筋すら示せない民主党政権はまさに亡国の政権だ!



〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
中国メディアが一斉に胡耀邦を持ち上げ始めた  
宮崎正弘     2012.04.04 Wednesday
 この微妙な時期に胡耀邦追慕の清明節を中国メディアが強調。江西省共青城市郊外の胡耀邦陵墓には党幹部や企業経営者等が陸続と参詣。
 胡耀邦逝きて早や23年の歳月が流れた。「民主化」のシンボルとして、あるいは天安門事件への導火線の役割を果たした胡耀邦への知識人の評価は高く、江西省共青城市にある広大な胡耀邦陵墓には、死後これまでに党幹部80名、省市などの幹部クラス200名前後が次々とお墓参りにやってきたという(多維新聞網、4月4日)。
 おりから中国は「重慶モデル」と「広東モデル」のせめぎ合い、薄き来失脚による太子党の迷走と、対比的な共青団勢力の巻き返し。   このタイミングのなかで、中国のメディアが一斉に胡耀邦を持ち上げ始めた背景は何が隠されているのか?
 (現地をみた筆者の感想余滴)胡耀邦陵墓は十万坪の広大さを誇り、73段の階段、巨大な石碑は73トンの石材を使用した。 享年73歳にちなんだ。 同陵墓公園には胡耀邦と親しかった中曽根元首相が贈った記念碑も設置されており、付近の土産屋は胡耀邦列伝、ヴィデオ、記念メタルなどが売られているから観光客も多いのだろうと想像がつく。
 近年の特色は海外華僑を含む企業人の参詣で、大きな花輪を抱えてやってくる様を見ていると、なんだか関羽が「財テクの神様」として評価替えがあったような、いかがわしさも感じない訳ではないが。

 (読者の声)貴誌、前号の「ミャンマー政府は、同国内に建設がはじまった中国のダム建設を拒否し、工事が中断されている。 総工費36億ドルと言われた。 今度はヒマラヤを越えて、インドの保護領ネパールで三峡ダム企業が16億ドルを投じて水力発電のダム工事を請け負う。  2019年に完成後、中国は25%の電力をシェアするという巨大プロジェクト」
 これはミャンマー民主化による制裁解除が影響しているのでしょうか。
 ネパールはインドとパスポートなしで行き来できるほどで文化もインドと共通。  ネパールがマオイストの政権とはいえ中国側に引き寄せられるのをインドは坐視するのでしょうか?
 昨年の話題ですが、中国はネパールの仏教遺跡の整備などにも関与しようとしているようです。
http://indo.to/blog/archives/3750
Nepal to build £1.9 billion ‘Buddhist Mecca’ (The Telegraph) China plans to help Nepal develop Buddha’s birthplace at Lumbini (Reuters) The Lumbini project: China’s $3bn for Buddhism (ALJAZEERA)
 「調達予定の資金額は何と30億ドルで、ネパールという国自体の年間の歳入の合計額に比肩するほどのものである」という。
 上記リンク先のロイターの記事によれば、計画には寺院の建築、道路や空港の建設、コンヴェンション・センター、仏教大学の設置等が含まれるとのことで、これが実行に移されることになれば、今は静かなルンビニーの町の様子が、近い将来には一変していることだろう。
 以前、あるジャーナリストの方に話をうかがった際、手を替え品を替えといった具合に矢継ぎ早に繰り出す援助プロジェクト等のオファーにより、中国側に引き寄せられつつあるネパールのことについて、こんな風に表現されていたのを思い出す。
 『ネパールは、南側のインドという比較的ゆるやかな斜面と北側の中国という急峻な崖の間に位置する国。  南側に転がれば怪我は軽いけど、北側の崖に転落したらどうなることか。  けれども当人たちはそれがまだよくわかっていないようだ。』
 軍事力増強に努める中国に対し、いまだにアジア開発銀行経由などで資金援助する日本。 その資金が廻りまわってアジア・アフリカへの援助(もちろん中国の利益のため)に使われる。
 もっと他に資金援助する国があると思います。とくにミャンマーインドシナの国々は物流インフラが貧弱でタイに数多く進出している日系企業周辺諸国と連携するネックになっています。
 タイでは昨年の洪水被害に加え、全国の最低賃金が4月からほぼ40%アップという途方もない政策が本当に実行されました。  法人税率の引き下げと抱合せとはいえ、バンコク周辺の最低賃金が一日300バーツでは北京・上海などとほとんど変わりない。
    http://www.newsclip.be/news/2012402_034091.html
 2013年には全国一律で最低賃金を300バーツに引き上げるというのは無茶にもほどがあります。  タイも既に少子化傾向ですから賃上げは避けられないとはいえ、こんなことをしたら地方へ進出する企業などなくなってしまう。
 たしかにセブン・イレブンの商品は全国一律価格ですが、最低賃金の全国統一はやりすぎではないでしょうか。
 マクドナルドのような外食産業などは日本の三倍の人手を使っているので多少効率化すれば対応できると思いますが工場ではそうもいかない。  こうなると言葉が通じるラオス、あるいは民主化が進むミャンマーあたりが移転先として有望になるかもしれません。   ラオスは電力に問題ないとしても物流が貧弱。
 ミャンマーは電力も物流インフラも貧弱です。  日本の戦前の朝鮮・台湾統治の記録を見ると港湾の浚渫、鉄道建設、ダム建設による水力発電および利水といった産業インフラの整備に力点が置かれ、そのインフラが戦後の韓国・台湾発展の原動力になったのは周知のこと。
 日本の現状を見るとインフラ整備・維持なくして国の発展はないのに、麻生政権時代の耐震補強予算をカット、復興はほったらかしで増税に血道を上げ、夏の電力供給への道筋すら示せない民主党政権はまさに亡国の政権ですね。(PB生、千葉)
宮崎正弘のコメント)これじゃまずいゾとばかり民主党から集団脱走の気配濃厚。  かれらは無節操に大阪維新は走ったりする?   野田さんは、しかし、なぜこうまで財務省に操られているんでしょうね。  松下幸之助が草葉の陰で泣いている。