中国製のステルス戦闘機J−20は米国F−22(ラプター)に対抗しようとして開発されているが、ロシアからか、米国からの技術盗用

・中国製のステルス戦闘機J−20は米国F−22(ラプター)に対抗しようとして開発されているが、ロシアからか、米国からの技術盗用と踏んでいる(プラウダ英語版、5月21日)。
・中国の第五世代ジェット戦闘機はステルス化、ドローンの開発も急ぐ。   国防予算は3000億ドル内外、世界第3位に達している。
・1999年、セルビア空爆で墜落した米空軍のF−117を中国は残骸もろともセルビアの墜落現場で農夫から買い取り、分解した。
プラウダ
 「中国製ステルスJ−20のエンジンはロシア製である。 中国が同程度のエンジンを自前で製造できるには、かなりの歳月を要するだろう」と言う。
・2012年4月、米国籍の台湾人がドローンの機密を買い取ろうとして、米国の囮捜査にひっかかり二人が逮捕された。



〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
中国の軍事予算は世界第3位に  
宮崎正弘    2012.06.15 Friday
 中国の第五世代ジェット戦闘機はステルス化、ドローンの開発も急ぐ。   国防予算は3000億ドル内外、世界第3位に達していると推測される
「中国製のステルス戦闘機J−20は米国F−22(ラプター)に対抗しようとして開発されているが、ロシアからか、米国からの技術盗用と踏んでいる」(プラウダ英語版、5月21日)。
 しかし2010年1月に初回のテスト飛行をやらかして、欧米ロシアの軍事関係者を驚かせたが、それは技術の進歩ではなく、「あまりにも開発期間が早すぎる」からだった。
 最新の技術を起ち上げて、とくにステルス技術を模倣するには早くても2017年、通常なら2020年になるだろうと軍事関係者の間では言われた。
 五年も六年も開発スピードがはやまっているのは何故か?
 「1999年、セルビア空爆で墜落した米空軍のF−117を中国は残骸もろともセルビアの墜落現場で農夫から買い取り、分解したからだ」と米国の専門筋が分析した。
 ところが、中国はこの説を否定し「中国独自の技術であり、高い技術力とデザインの優秀さが基本にある」と豪語した。(なんとなく日本から盗んで新幹線技術の言い訳に似ている)

 前掲プラウダが言う。
 「中国製ステルスJ−20のエンジンはロシア製である。  中国が同程度のエンジンを自前で製造できるには、かなりの歳月を要するだろう」と。

 米国は中国の空軍の能力の向上に鑑みて、台湾へ最新鋭F16を66機供与する予定だが、共和党の推進にもかかわらず肝腎のペンタゴンが二の足を踏んでいる。
 最大の理由は台湾から中国への技術流失である。  2012年4月、米国籍の台湾人がドローンの機密を買い取ろうとして、米国の囮捜査にひっかかり二人が逮捕された。
 これらの台湾人は、台湾軍からのスパイではなく、機密を中国へ売ろうとしていたことが判明したためペンタゴンはF−22ならびにF−35の技術の機密保持に躍起となっている。