・2002年に、韓国陸軍の「慰安婦」研究が発表された直後に、「韓国の国防部資料室にあった韓国軍『慰安婦』関連資料の閲覧が禁止された。

オバマ大統領はイリノイ州の州議会議員から、ワシントンの上院議員として当選して、まだ1期目を終える前に、異常な人気を駆ってホワイトハウス入りしたために、経験が浅い。
アメリカは中国が友であるのか、敵であるのか、判別できないでいる。frenemyは、アメリカから見た米中関係を表わしている。
・日本は、アメリカが未来永劫、属国とするため、日本の非武装をはかった偽憲法のもとで、恥しいことに経済的快楽だけ追い求めて、偽国家に甘んじてきた。
・日本は1日も早く、独立国としての尊厳を回復しなければならない。
・ 米中首脳会談には、中身がまったくなかった。両首脳が2時間ずつ発言したとすれば、通訳するのに4時間かかった。2人だけで話すことがほとんどなく、もっぱら双方の随員が発言した。
・朴大統領は中韓両国こそが歴史を捩じ曲げてきたのにもかかわらず、「歴史認識をめぐる対立が、アジアの安定を脅かしている」と臆面もなく述べた。
・韓国はすっかり中国に幻惑され、先祖返りして、中国の属国だった李氏朝鮮時代に、あと戻りになっている。 
・韓国民は自国について自慢できるものがないために、いじけているのだ! 中国の属国の位置がぴったりだ! 
・河野、村山談話の罪は重い。 どうして、軽々しく国賊呼ばわりされるような余計なことを言ったのか。
・韓国の主要新聞に、駐韓米軍のための「慰安婦(ウイアンプ)」を募集する広告が載っているのを、よく目にした。
朝鮮戦争の勃発時から、国連軍(米軍)と韓国政府が「慰安婦」を管理していたことを、検証している。
・韓国では米兵相手の「慰安婦(ウイアンプ)」を、「洋公主(ヤンゴンジユ)」(外人向け王女)、「洋(ヤン)ガルボ」(外人向け売春婦)、「国連婦人(ユーエヌマダム)」、「国連婦人(ミセス・ユーエヌ)」と呼んでいた。
・米軍向けの売春地区は、「基地村(キジチヨン)」と呼ばれた。
・「慰安婦の目的は、第1に一般女性を保護するため、第2に韓国政府から米軍兵士に感謝の意を示すため、第3に兵士の士気高揚のためだった」と述べている。
・韓国軍『慰安婦』制度はあくまでも軍による性奴隷制度であり、女性自身は性奴隷(ソンノーエ)であった。
 性奴隷(ソンノーエ)は韓国の制度であって、日本には無かった。日本には無かったのが、悔しいのであろう。
・2002年に、韓国陸軍の「慰安婦」研究が発表された直後に、「韓国の国防部資料室にあった韓国軍『慰安婦』関連資料の閲覧が禁止された。
・このまま進めば、ソウルの国会と、アメリカ大使館前にも、慰安婦像を設置することになるのか?

〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
国力と外交力と存在感は哲学の有無にある   
加瀬英明   2013.08.01
 この6月にワシントンを訪れて、政権、議会、研究所の友人たちと懇談したが、アメリカの外交戦略が変容しつつあることを、痛感した。
  今年1月で、オバマ政権が2期目に入ったが、巨額の財政赤字を建て直すために、向う10年間で連邦支出から、1兆1千億ドル(約110兆円)にのぼる額を削減しなければならず、この半分が国防費である。
 そのために、オバマ政権はアメリカが超大国であるのか、超大国として振る舞うことができなくなったのか、迷うようになって、外交戦略に焦点が定まらなくなっている。
 オバマ大統領はイリノイ州の州議会議員から、ワシントンの上院議員として当選して、まだ1期目を終える前に、異常な人気を駆ってホワイトハウス入りしたために、経験が浅く、信念があるとしても、裏付けが貧しい。 シロウトの大統領である。 日本の鳩山、菅、野田首相と、同じような頼りなさがある。
■ぶれない政策が力を生む
  オバマ大統領は就任すると、中国とエンゲイジ――協調してゆこうという方針を採ったが、その後、中国の太平洋圏諸国に対する脅威が募ると、「アジアン・ピボット(アジアへ軸足を移す)戦略」を打ち出して、2020年までにアメリカの海軍力の60パーセントを、太平洋に移す決定を行った。
 それでも、アメリカは巨大化する中国の経済力に魅せられて、米語に中国を指して、「フレンド」と「エネミー」を合成した「フレネミー」という、奇妙な新語が造られて、さかんに使われるようになっている。
 アメリカは中国が友であるのか、敵であるのか、判別できないでいる。frenemyは、アメリカから見た米中関係を表わしている。
 オバマ政権は2期目に入ってから、中国に配慮して「アジアン・ピボット」を「リバランス」と、言い換えるようになった。
 そのかたわらで、中東の状況が激変しつつある。 アメリカはキリスト教国だから、建国以来、7回にもわたった十字軍の記憶もあって、中東をアジアよりも優先させてきために、今後、中東の危機が深まることがあれば、アジアへ海軍力を集中することができなくなろう。
■独立国とは何かを原点に
 日本は中国によって侮られるかたわら、アメリカが軍事力と、超大国としての意志力を衰えさせてゆくなかで、先の大戦に敗れた後に独立を回復してから、最大の国難に見舞われるようになっている。
 日本はアメリカが日本を未来永劫にわたって属国とするために、日本の非武装をはかった偽憲法のもとで、恥しいことに経済的快楽だけ追い求めて、偽国家に甘んじてきた。
 日本はアメリカに国家の安全を過剰なまで依存して、国と1億2千万人の国民の運命を、丸投げしてきたことから1日も早く脱却して、独立国としての尊厳を回復しなければならない。 いま、まさに国難が募りつつある。
  私のワシントン滞在中に、カリフォルニア州のサンタウンズで、オバマ大統領と習近平国家主席による、米中首脳会談が行われた。
 両首脳は8時間にわたって会談したが、私は今回の米中首脳会談を取材して、記事をまとめなければならない特派員でなくてよかったと、思った。
  米中首脳会談には、中身がまったくなかった。8時間にわたって意見を交換したといっても、通訳を通じたから、時間で計ったら通訳が半分の時間を費やすから、主役は通訳だった。
仮に両首脳が2時間ずつ発言したとすれば、通訳するのに4時間かかった。そのうえ、2人だけで話すことがほとんどなく、もっぱら双方の随員が発言した。
■米韓首脳会談の行方
  5月7日に、韓国の朴槿恵大統領がワシントンを訪問して、ホワイトハウスで米韓首脳会談が行われた。
  朴大統領は、オバマ大統領に日本が歴史観を歪めているのが、アジアの安定を脅かしていると訴え、慰安婦問題も持ち出した。
 もっとも、この朴大統領の発言はアメリカへ向けたものよりも、韓国国内へ向けたものだった。
  米韓大統領が会談後に、恒例の記者会見を行った。 オバマ大統領が冒頭、「わたしの娘たちが、漢南文化(ハンナム・カルチャー)にすっかりはまっている」と、リップサービスを行った。 漢江の南岸を指しているが、韓流のアイドルグループや、ドラマのことである。
  ところがアメリカの記者たちからの質問は、北朝鮮金正恩お坊ちゃまが、戦争ゴッコ熱を煽り立てていることと、悪化するシリア情勢に集中した。 米韓関係に触れる質問は、1つもでなかった。
中韓首脳会談は日本の歴史観を自己優位の材料へ 
 6月末に、朴槿恵大統領は北京において、習近平主席と中韓首脳会談を行った。 朴大統領は日本を名指さなかったものの、中韓両国こそが歴史を捩じ曲げてきたのにもかかわらず、「歴史認識をめぐる対立が、アジアの安定を脅かしている」と、述べた。
中国が力を増すなかで、韓国はすっかり中国に幻惑されて、先祖返りして、中国の属国だった李氏朝鮮時代に、あと戻りになっている。500年にわたった李氏朝鮮時代を通じて、慕華思想(モファササン)といったが、中国を宗主国として、ひたすら崇めたものだった。
■日本を叩くと自己優位になる誤認脱却を導く道とは
  このところ、韓国民はことあるごとに日本を叩いて、いっそう快感に浸るようになっている。 どうして、韓国民はこれほどまで、いじけているのだろうか。 自国について自慢できるものがないために、反日が誇りを支えるものとなっている。 まるで、子供のようだ。 嫌悪感をいだくよりも、可愛らしいと思う。
 だが、困ったことに、アメリカでも日本の慰安婦問題となると、中国と韓国の多年にわたる工作によって、日本が先の大戦中に無辜のアジア女性を拉致して、軍の「性奴隷(セックス・スレイブ)」となるのを強いたと、ひろく信じられている。
 オバマ政権も、河野官房長官による慰安婦についての談話や、日本が前大戦に当たってアジアを侵略したという村山首相談話を否定することには、中韓両国から強い反発を招くことになるので、日本のなかでそのような動きが強まっていることに、反撥している。 河野、村山談話の罪は重い。どうして、軽々しく余計なことをいったのか。
■日本のマスコミが客観化情報を公表するのが第一歩
  私は日韓国交樹立の前年に韓国を訪れてから、足繁く通ったが、韓国の主要新聞に、駐韓米軍のための「慰安婦(ウイアンプ)」を募集する広告が載っているのを、よく目にした。
  韓国における「慰安婦」について、韓国の学者グループによる研究があるが、2年前に『軍隊と性暴力』(現代史料出版)として邦訳して刊行された。
  朝鮮戦争の勃発時から、国連軍(米軍)と韓国政府が「慰安婦」を管理していたことを、検証している。
 韓国では米兵相手の「慰安婦(ウイアンプ)」を、「洋公主(ヤンゴンジユ)」(外人向け王女)、「洋(ヤン)ガルボ」(外人向け売春婦)、「国連婦人(ユーエヌマダム)」、「国連婦人(ミセス・ユーエヌ)」と呼んでいたという。米軍向けの売春地区は、「基地村(キジチヨン)」と呼ばれた。
慰安婦の目的は、第1に一般女性を保護するため、第2に韓国政府から米軍兵士に感謝の意を示すため、第3に兵士の士気高揚のためだった」と、述べている。
  韓国軍にも、慰安婦がいた。「『慰安婦』として働くことになった女性たちは、『自発的動機』がほとんどなかった」「ある日、韓国軍情報機関員たちにより拉致され、1日で韓国軍『慰安婦』へと転落した」という。人攫いだ。
「国家の立場からみれば公娼であっても、女性たちの立場からみれば、韓国軍『慰安婦』制度はあくまでも軍による性奴隷制度であり、女性自身は性奴隷(ソンノーエ)であった」と、論じている。
  2002年に、韓国陸軍の「慰安婦」についての研究が発表された直後に、「韓国の国防部資料室にあった韓国軍『慰安婦』関連資料の閲覧が禁止された。(略)『日本軍「慰安婦」問題でもないのに‥‥』と、言葉を濁らせた」という。
 ソウルの国会と、アメリカ大使館前にも、慰安婦像を設置することになるのだろうか。