・過去二十年に亘って米国は中国と航海のルールを取り決めようと話し合ってきた。まったく無駄に時間をつぶした!

・中国の抑止戦略とは米海軍をアジア太平洋海域から追い出すこと。
・米中間にはホットラインも開設されているが、殆ど使われていない。
・過去二十年に亘って米国は中国と航海のルールを取り決めようと話し合ってきた。まったく無駄に時間をつぶした!





〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
米中間ホットラインは、殆ど使われていない    
宮崎正弘  2014.01.24
■中国の抑止戦略とは米海軍をアジア太平洋海域から追い出すこと。米中軍事交流は実りなき二十年、時間的徒労ではなかったのか?
「過去二十年に亘って米国は中国と航海のルールを取り決めようと話し合ってきた。まったく無駄に時間をつぶし、最近は南シナ海ミサイル駆逐艦と中国軍艦と一触即発の危機的なハプニングに遭遇した」(12月5日、駆逐艦カウプーンにあと100ヤード、中国軍艦が接近した)。
「中国の抑止戦略は、明確に米国のそれとは文化的感覚からいっても異なり、かれらの抑止とは米軍を太平洋、アジア海域から追い払うことである。そのうえ、ペンタゴン幹部と中国軍幹部との話し合いがもたれても、中国側には決定権がなく、けっきょくは中国共産党政治局マターである」。
「米軍と中国軍幹部同士の話し合いによって「海洋ルール」を取り決めようとする試みは、きわめて難しい問題である」(米中間にはホットラインも開設されているが、殆ど使われていない)。
 以上はカート・キャンベル元国務次官補(アジア担当)が1月15日にワシントンのシンクタンクCSISで講演した内容だと『ワシントン・タイムズ』が伝えた(14年22日)。
(註 カート・キャンベルは海軍士官を経てハーバード大学準教授。外交、安全保障のベテラン外交官として、クリントンオバマ政権につかえ、日本問題にも随分と詳しいスペシャリスト。 民主党支持者。小生も一度だけですが、あったことがあります。夫人はオバマ政権の財務次官)