・環境汚染を受けた日本の政府、メディア、自治体、国民は、中国に対し、事実データで示し、激しい非難と賠償請求をせよ!

・肺がんや気管支炎などで、国民の生命と健康を脅かし得る問題だ。
・PM2・5は、大気中に漂う顕微鏡サイズの微粒子で、有害な二酸化硫黄や有機化合物を含む。強い発がん性を持つことが昨年、世界保健機関(WHO)によって確認された。
・中国から日本への微粒子状物質PM2・5の飛来で、昨春に続いて今年も日本各地での観測濃度が上がり始めた。中国は二酸化炭素の排出増は世界1位となった。
石原伸晃環境相は国民に日常生活での注意を呼びかけた。
・中国は経済成長と軍事力増強を全てに優先させてきた結果が、地球を危うくする事態を招くに至った。
・環境汚染を受けた日本の政府、メディア、自治体、国民は、中国に対し、事実データで示し、激しい非難と賠償請求をせよ!



〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
PM2.5 日本が「ツケ」を払うのか
2014.3.3 03:24 [主張]
 これが逆の立場だったらと考えてしまう。激しい非難と賠償請求さえ起きていることだろう。
 中国から日本への微粒子状物質PM2・5の飛来である。昨春に続いて今年も日本各地での観測濃度が上がり始めた。
 すでに注意喚起情報を出した自治体もある。石原伸晃環境相は国民に日常生活での注意を呼びかけた。
 これから5月にかけて濃度が急増する可能性がある。注意喚起が出されたときには、不急の外出を見合わせたり、フィルター機能の高いマスクを使ったりするなどの自衛策が必要だ。
 PM2・5は、大気中に漂う顕微鏡サイズの微粒子で、有害な二酸化硫黄や有機化合物を含む。強い発がん性を持つことが昨年、世界保健機関(WHO)によって確認されている。
 有毒ガスが、日本海を越えて風下の日本の大気を汚染しているわけである。極めて重大な地球環境問題だ。
 酸性雨の発生を例として中国からの越境汚染は、これまでにもあった。日本は技術協力などの形で友好的に対応してきたが、またぞろ大問題の発生である。 2国間や地域連携によって解決を目指す旧来の手法に、限界があることは明らかだろう。
 しかも日本が受ける被害は、生態系への影響といったレベルを超えている。肺がんや気管支炎などで、国民の生命と健康を脅かし得る問題だ。
 中国の環境汚染のツケをここまで支払わされてはたまらない。
 インドでもPM2・5による大気汚染が深刻化しつつある。問題の解決を国際協議の場に移すなど、取り組み体制の引き上げが求められよう。
 昨冬の中国は、国土の4分の1がPM2・5を含む濃霧に覆われた。原因は、米国を抜いて世界1位となった二酸化炭素の排出増と同根である。

 経済成長と軍事力増強を全てに優先させてきた結果が、地球を危うくする事態を招くに至った。 大国と途上国という2つの顔の使い分けに終止符を打つべきだ。それが「地球市民」としてのモラルであろう。
 日本へのPM2・5の到達状況や濃度の数値は、環境省のサイト「そらまめ君」で見られる。改良が計画されているが、使いやすさに十分な工夫を望みたい。