・巨大な内部矛盾を抱えた中国共産党独裁体制の崩壊は時間の問題だ!

江沢民はこれ見よがしに写真公開などを通じて存在感をアピールしてきた。
・9月30日には北京人民大会堂で開催された国慶節前夜祭に曽慶紅(江沢民の右腕、元国家副主席)、李鵬らと出席した。
・健在を誇示し、習近平らが進める反腐敗キャンペーンの上海派への追求をやめろ、というメッセージを籠めた政治演出だった。
・そこで、97歳の元老格筆頭、宋平の登場となった。
・「香港大デモと中共の今後の動向」:
  情報統制の失敗: 香港で長官選挙の民主化を求める大デモが発生し、北京の共産党政府は国民への影響を恐れてインターネットの閲覧を全面妨害している。しかし携帯電話が普及しているので、すでに事件は全土13億人に知れ渡っている。
中国共産党は経済発展のために独裁に不可欠な情報統制を弱めてしまった。
中共国民は共産党幹部と家族が大富豪になっており国民に隠れて巨額の逃走資金を米国に預け、子女も米国で教育していることを知った。
中国共産党というが思想運動を偽装した単なる私利私欲を求める犯罪集団にすぎなかった。
・巨大な内部矛盾を抱えた中国共産党独裁体制の崩壊は時間の問題だ!
・日本国民は中共犯罪政権の友引や、一連托生はまっぴらごめんだ!
 日本は中共とは離隔を取り、大陸動乱に巻き込まれないように急いで準備を始めなければならない。









〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
香港の「占中」(民主化要求座りこみ)「雨傘革命」に隠れたが    宮崎正弘   2014.10.07
■元老最長老97歳の宋平が「四全中会」を前に姿を現した
 宋平は周恩来の秘書として活躍した実務家で清廉な政治家として知られた。
 ロシア革命(1917)の年に山東省生まれ、清華大学卒業。  いわば胡錦涛習近平の大先輩でもある。 甘粛省時代に、宋は少壮の書記だった胡錦涛を発掘し、中央へ登用する機会を与えたことでも有名。
 したがって宋平は胡錦涛の「老師」でもあり、「団派」への影響力が強い。
 その宋平が現れたのである。生きていたのとは! 97歳。
  折しも、中国は内外情勢激変の状況、目の前にあるのは香港の騒乱、「雨傘革命」として世界のジャーナリズムが連日おおきく報道する中、10月20日から北京では四中全会が開催され、周永康問題の党内決着を付ける。
  江沢民はこれ見よがしに写真公開などを通じて存在感をアピールしてきた。 揚州訪問、スタバ幹部と接見のほか、プーチン大統領訪中でも面談し、八月には北戴河で海水浴している写真まで公開した。
 9月30日には北京人民大会堂で開催された国慶節前夜祭に曽慶紅(江沢民の右腕、元国家副主席)、李鵬らと出席した。
 また甥の画展には劉奇保、越洪祝らが駆けつけた。
 こうして健在を誇示し、習近平らが進める反腐敗キャンペーンの上海派への追求をやめろ、というメッセージを籠めた政治演出だった。
団派元老たちも黙ってはいない。
李瑞環などがスポーツ大会に出席したり、田紀雲らも公の場に現れたりしているが、万里元副首相はまだテニスをしているとの情報くらいしかなく、香石は病床にある。
 そこで、97歳の元老格筆頭、宋平の登場となったのだろう。宋平は『国家人文歴史』雑誌への取材で回顧録的な談話を喋っている。第十八回党大会への出席が伝わって以来の動静である。

■(読者の声)「香港大デモと中共の今後の動向」
  情報統制の失敗: 香港で長官選挙の民主化を求める大デモが発生し、北京の共産党政府は国民への影響を恐れてインターネットの閲覧を全面妨害している。しかし携帯電話が普及しているので、すでに事件は全土13億人に知れ渡っている。
 この情報拡散は中共の致命的な内部矛盾の表面化であり体制の命取りになる可能性がある。 というのは、共産党は経済発展のために独裁に不可欠な情報統制を弱めてしまったからだ。
  共産党統治への反感:
 今回の香港の若者のデモを見ると、誰もが1989年の天安門事件の悲劇を想起する。 残酷な共産軍が丸腰の学生たちを射殺し戦車でひき殺した。 書棚に「北京公安局K字牢」という本がある。
  事件で逮捕された指導者のひとり高新氏の牢獄生活の回想だ。これを見ると、牢番から囚人の殺人犯まで、皆学生に同情的で中共の社会悪の元凶が共産党独裁であることをよく理解していた。 ただ仕方なく共産党の凶暴な暴力統治に従っているだけなのだ。
共産党の国家の私物化:
 それから三十年、情報開示の進行で、中共国民は共産党幹部と家族が大富豪になっており国民に隠れて巨額の逃走資金を米国に預け、子女も米国で教育していることを知った。
共産党というが思想運動を偽装した単なる私利私欲を求める犯罪集団にすぎなかった。
 一握りの党幹部と家族が国家を私物化し公の権力を金に換えていたのだ。

参政権
 そしてインターネットや携帯電話を通じて世界の情報が入ってきた。 すると台湾では大統領選挙が行われている。 香港でも選挙が行われている。 なぜ大陸の支那人だけが参政権がないのだ。 誰もが抱く自然な不満だ。
正統性のない共産党
 そして共産党独裁には政治的な正統性がないことがわかった。現代の政府の正統性は、国民投票か伝統的な権威による。しかし共産党統治は国民の審査を経ていない。
 このため批判を恐れてごまかし選挙をしているが、立候補も投票も管理されている選挙の芝居にすぎない。 要するに暴力と恐怖の威嚇で国民を抑え込んでいるだけなのだ。 毛沢東は「政権は鉄砲から生まれる」といったが、テロの論理はいつまでも通じない。

弁証法
 弁証法は「万物は流転する」と規定している。中共の独裁統治もこの大原則を逃れることはできない。そしてそれはすでに始まっている。
暴力的な急変ではなく、体制の緩やかだが確実な変質である。
天安門事件当時、訒小平は、国民に政治的な自由を許せば自分たち共産党の犯罪統治の責任を問われて処刑されると考えた。
 そこで強硬手段に出た。しかし今の党幹部や家族は革命第一世代とは意識が変わっている。
  今の指導部には天安門の惨劇を再演する蛮勇はないだろう。共産軍も国民軍化しているから、国民を虐殺することには反対するだろう。

極右変態:
 共産主義とは、歴史の必然により、理想的な共産社会が鉄のような確実性で地上に実現するという予言である。しかし中共では上から下まで誰も信じていない。
 その結果、権力維持のために変質しあろうことか、愛国主義という極右思想にしがみついている始末だ。 まさに「溺れるもの藁をも掴む」である。 この思想的矛盾と変態性が内外に知れ渡っている。

革命前夜:
 こうした状況で中共社会は、不満が充満しいつでも爆発する臨界状態にある。仏の碩学トクビルはフランス革命の分析で革命は最悪の状況では起きない。
 それどころか待遇が改善されると起こると指摘している。まさに中共の現状だ。 中共参政権という政治的なガス抜きのないまま経済改革をしたことが共産党独裁の大きな矛盾になっているのだ。

日本の対応:
 このような巨大な内部矛盾を抱えた共産党独裁体制の崩壊は時間の問題である。 しかし安倍首相は、日中は切っても切れない関係であるなどと述べている。
  我々日本国民は中共犯罪政権の友引や、一連托生はまっぴらごめんである。日本は中共とは離隔を取り、大陸動乱に巻き込まれないように急いで準備を始めなければならない。(東海子) 

宮崎正弘のコメント)
 学生の座り込みに『黒社会』(マフィア)の殴り込みがつたえられていますが、民主化運動の旗手で、リンゴ日報社長としても知られるジミー・ライ(頼智英)への暗殺未遂事件があったことを『ウォールストリート・ジャーナル』(10月6日)がつたえています。