・これまでは世界最大の武器輸入国のインドが国防産業の本格的な育成に乗り出す。

・「インド洋に進出した中国の海軍力の脅威と宿敵パキスタンの軍拡。そして中国とパキスタンのインド領への侵攻を、このまま放置するわけにはいかない」
・これまでは世界最大の武器輸入国のインドが国防産業の本格的な育成に乗り出す。
・80億ドルを注ぎ込んで最新鋭軍艦と7機のステルス機を作る。







〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
インド、国産ジェット機生産へ首相が産業界を鼓舞    
宮崎正広   2015.02.19
■外国の防衛産業も投資条件緩和し、積極誘致に方針転換
 インドが国防産業の本格的な育成に乗り出す。
「インド洋に進出した中国の海軍力の脅威と宿敵パキスタンの軍拡。そして中国とパキスタンのインド領への侵攻を、このまま放置するわけにはいかない」とモディ首相は発言した。
2015年2月18日、バンガロールで開催されている防衛産業展覧会に出席したモディ首相は「国産兵器開発に本格的に乗り出す」として当面、80億ドルを注ぎ込んで最新鋭軍艦と7機のステルス機を作るとした。
 バンガロールはIT産業のメッカとして世界に知られ、ソフト開発では世界の有力企業が進出している高原都市だが、同時にエアバスロッキードマーチンボーイングなども進出している防衛産業都市でもある。
  日本企業もハイテク産業の多くが拠点をもっている。
 これまで外国防衛企業のインドとの合弁比率は26%だったため、ボーイングなども部品生産と機体の組み立てのベンチャー形式にとどめた。  ボーイングとタタのベンチャー企業ボーイングの出資は26%だった。
 ところが、インド政府の新しい方針では49%まで認められることとなり、外国企業の進出条件が大幅に緩和される。
 インドの国防予算は年間300億ドルで、中国の四分の一ていど、しかもこれまでは世界最大の武器輸入国であり、ロシア製、米国製のマーケットでもあった。