2030年代には太陽の活動が60%低下し、1900年ごろに訪れた「ミニ氷河期」と同様の現象か?

・英ノーサンブリア大学の数学者らが2030年代には太陽の活動が60%低下するとの予測
・1900年ごろに訪れた「ミニ氷河期」と同様の現象が起きる可能性がある。
・「太陽周期の予測はハリケーンの予報よりも精度が低いのが現状だ」
・米海洋大気局(NOAA)の研究者は「地球が寒冷化するなら温暖化を心配しなくてもいい、と考えるのは間違い。問題ははるかに複雑だ」









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15年後に北半球が寒冷化? 太陽の活動から予測 英研究   
古沢襄   2015.07.17
 (CNN) 英国の研究チームがこのほど、太陽の活動を予測する数理モデルに基づき、15年後には地球が寒冷化して北半球全体が氷に閉ざされる可能性もあると指摘した。
 英王立天文学会によると、英ノーサンブリア大学の数学者らが1976年から2008年にかけての太陽磁場の観測結果を分析し、黒点の数の平均値と照合した。
 その結果、2030年代には太陽の活動が60%低下するとの予測が導き出された。チームによれば、モデルの的中率は97%に上る。
  1900年ごろに訪れた「ミニ氷河期」と同様の現象が起きる可能性があるという。当時はロンドンのテムズ川が凍るほどの寒さとなった。
 ただ、CNNの気象専門家は同チームの報告について、査読を受けて正式発表された研究ではないと指摘。
 「太陽周期の予測はハリケーンの予報よりも精度が低いのが現状だ」と強調した。
  米海洋大気局(NOAA)の研究者も「地球が寒冷化するなら温暖化を心配しなくてもいい、と考えるのは間違い。問題ははるかに複雑だ」と話している。(CNN)