民主党よ!良く聞け! 科学技術分野で ”1位でなければならないのだ!” 

・米国、ロシアの補給機の打ち上げ失敗が相次ぎ、世界の宇宙関係者からも「こうのとり」5号機は注目されている。
・ISSへの物資補給は現在、日本の「こうのとり」のほか、米民間機の「シグナス」と「ドラゴン」、ロシアの「プログレス」の計4機種で担っている。しかし、2014年10月以降、米露の3機種は相次いで打ち上げに失敗した。
・複数の大型装置を輸送できるのは、「こうのとり」だけになった。
・「こうのとり」は将来の有人化を視野に入れて開発され、飛行士が船内で活動できる機能をすでに備えている。
・あと一歩、開発を進めて日本が有人宇宙船を持てば、今より主体的に国際貢献を果たせる。
・日本が国際社会から信頼され、必要とされる国であるためには、宇宙開発をはじめとする「科学技術分野で貢献し、存在感を高めていく」ことは不可欠だ。
・日本の存在価値は、「科学技術分野で貢献すること」にある。1位でなければならないのだ! 







〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
2015.8.21 05:03更新 【主張】
こうのとり 宇宙技術で存在感高めよ

 日本の物資補給機「こうのとり」5号機が鹿児島県の種子島宇宙センターを飛び立った。油井亀美也さんが滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)に向かっている。
 夏休みの夜、ネット中継などでこうのとりを搭載したH2Bロケットの打ち上げを見守った小中学生も多いだろう。
 米国、ロシアの補給機の打ち上げ失敗が相次ぎ、世界の宇宙関係者からも注目されている。宇宙開発の意義を再認識し、ISS後の将来像を描く契機としたい。
 順調なら24日から25日にかけて、秒速8キロで飛行するISSにこうのとりを寄り添わせ、ロボットアームを使って静かに連結される。日本独自の結合技術は各国から高く評価されている。
 今回は油井さんがロボットアームの操作を担当し、地上の若田光一さんがサポートする。日本の宇宙技術と飛行士の能力の高さを世界に示す晴れ舞台だ。
 ISSへの物資補給は現在、日本のこうのとりのほか、米民間機の「シグナス」と「ドラゴン」、ロシアの「プログレス」の計4機種で担っている。しかし、昨年10月以降、米露の3機種は相次いで打ち上げに失敗した。
 こうのとり5号機には、ドラゴンで運ぶはずだった物資も緊急搭載されている。スペースシャトルの引退後、複数の大型装置を輸送できるのは、こうのとりだけになった。ISS計画において、日本は米国からもロシアからも「頼りにされる」状況にある。
 今後の宇宙開発構想は「日本の存在感」をさらに高める方向で描かなければならない。
 ISSに対しては費用(年間約400億円)に見合った成果が見えないとの批判も根強く、こうのとりの改良型や次世代のH3ロケット開発も、低コスト化に主眼が置かれている。
 費用対効果は大事だが、宇宙開発の大きな意義を見失ってはならない。
 こうのとりは将来の有人化を視野に入れて開発され、飛行士が船内で活動できる機能をすでに備えている。あと一歩、開発を進めて日本が有人宇宙船を持てば、今より主体的に国際貢献を果たせるのではないか。

 日本が国際社会から信頼され、必要とされる国であるためには、宇宙開発をはじめとする科学技術分野で貢献し、存在感を高めていくことは不可欠だ。