「売れ残りの在庫処分には8年から10年を要するだろう」

・中国大手不動産企業45社のうち、75%が減益となり、25%は赤字経営に陥った。
・「売れ残りの在庫処分には8年から10年を要するだろう」
・ 北京では不動産の売れ残りが新築ビルの30%を占める。
・工事中断のビルが目立ち、夜はゴーストタウン化している。
・売れ残りだけでも、NYマッハンタンのテナント総面積の六倍。









〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
マッハンタンの総面積の六倍が空室です   
宮崎正広   2015.10.23
■中国の不動産バブルの付け、NYの繁華街六個分とは
 「中国不動産情報センター」の調査結果に拠れば、中国大手不動産企業45社のうち、75%が減益となり、25%は赤字経営に陥ったことが分かった(10月14日)。
「売れ残りの在庫処分には8年から10年を要するだろう」と不動産専門家はみているという。
北京では不動産の売れ残りが新築ビルの30%を占めるとも見られ、当局は頭金の低減、各種ローンの延長など、泥縄の対策を講じているが、まったく焼け石に水
工事中断のビルが目立ち、夜はゴーストタウン化していることは、いまや世界承知の事実である。
不動産取得税、取引税で成り立っていた地方政府は歳入が激減しており、これは中央政府の歳入激減に繋がる。
「中国の財政危機は過去三十年で最悪」(張智威ドイツ銀行ストラテジスト)。
 なにしろ売れ残りだけでも、NYマッハンタンのテナント総面積の六倍というのである。