・ハビタブル惑星ウルフ1061cの重力は地球の約1・8倍。

・ハビタブル惑星は、地球から14光年の距離にある赤色矮(わい)星「ウルフ1061」を周回する3つの惑星の1つで「ウルフ1061c」。
・極端な暑さや寒さにさらされない「ゴルディロックス=ハビタブル」圏内にあり、液体の水が存在し得る。
・ハビタブル惑星ウルフ1061cの重力は地球の約1・8倍。一方が常に恒星の方を向いていて極端に暑く、反対側は常に日が当たらずとても寒い環境にある。
・恒星に向いている方に、部分的に生命が存在できる「トワイライトゾーン」が存在する可能性もある。







〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
2015.12.20 22:22更新
地球の近くに「生命の存在可能な」惑星発見 
「20年後には判明も」豪大学の研究チーム

 米CNN(電子版)は地球から14光年という至近距離に「ハビタブル(生命の存在可能な)」惑星が発見されたと報じた。これまで発見されたハビタブル惑星の中で地球に最も近い。
 この惑星は、地球から14光年の距離にある赤色矮(わい)星「ウルフ1061」を周回する3つの惑星の1つで「ウルフ1061c」。オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究チームが発見した。
 この惑星は、極端な暑さや寒さにさらされない「ゴルディロックス=ハビタブル」圏内にあり、液体の水が存在し得ることが分かった。
 研究チームを率いるダンカン・ライト氏は、「これまで見つかったハビタブル惑星の中で、これほど地球に近いものはほかにない。これだけの近さであれば、もっと多くのことが分かる良い機会となる」と話した。
 ただしウルフ1061cの重力は地球の約1・8倍。一方が常に恒星の方を向いていて極端に暑く、反対側は常に日が当たらずとても寒い環境にあるとみられる。しかし恒星に向いている方に、部分的に生命が存在できる「トワイライトゾーン」が存在する可能性もあるという。
 ライト氏は「あと20年もたてば、銀河系に他の知的生命体が存在するかどうかについて、より多くのことが分かるだろう」と語った。
 研究チームは、南米チリにある欧州南天天文台の3・6メートル望遠鏡を使ってウルフ1061を発見した。