・シナは「摩天楼恐慌」のジンクスを破れるのか? ヤマ場はこれからだ!

・上海で世界第2の高さを誇る高層ビル「上海中心大厦(上海タワー)」は高さ632メートル、128階建てで、天に昇る竜をイメージさせる外観だ。
・世界第1は アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにあるブルジュ・ハリファの828メートルの高さ。
・高層ビルが建設されると、経済不況が訪れる「摩天楼の呪い」という歴史的なジンクスが待っている。
・ニューヨークで1931年完工のエンパイアステートビル(443メートル)は29年からの世界恐慌、マレーシアで98年に完成したペトロナス・ツインタワー(452メートル)は、97年からのアジア通貨危機に重なった。
・中国は「摩天楼恐慌」のジンクスを破れるのか? ヤマ場はこれからだ!











〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
【上海余話】通貨危機世界恐慌?   
産経新聞  2016.03.21
■中国が待つ「摩天楼の呪い」
上海で世界第2の高さを誇る高層ビル「上海中心大厦(上海タワー)」が15日に完工したと新華社電が伝えた。高さ632メートル、128階建てで、天に昇る竜をイメージさせる外観だ。
 すぐ隣に地元資本の金茂大厦(421メートル)と、森ビルが建設した「上海環球金融中心SWFC)」(492メートル)がそびえ、上海の国際金融センターを代表する摩天楼3兄弟になる。
 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにあるブルジュ・ハリファの828メートルに次ぐ高さ。地元では6月に開園する「上海ディズニーランド」と並ぶ騒ぎだ。
 だが、喜んでばかりもいられない。高層ビルが建設されると、そのタイミングで経済不況が訪れる「摩天楼の呪い」という歴史的なジンクスが待っている。
 ニューヨークで1931年完工のエンパイアステートビル(443メートル)は29年からの世界恐慌、マレーシアで98年に完成したペトロナス・ツインタワー(452メートル)は、97年からのアジア通貨危機に重なった。
  売れ残った高層住宅の鬼城(ゴーストタウン)が各地で広がり、鋼材や石炭は在庫の山、銀行は不良債権に苦しむ。
 習近平指導部は国有企業の統廃合など、経済構造改革個人消費の拡大策で乗り切る計画だ。
中国は摩天楼のジンクスを破れるのか。ヤマ場はこれからだ。(河崎真澄)