「日米戦争の責任は、ルーズベルトというたった1人の狂人(マッドマン)にある」

・バイデン副大統領が「アメリカは占領下で、日本に軍隊を持つことを禁じる憲法を持たせた。(トランプ氏は)それを、学校で習わなかったのか」と、反論した。
憲法第7条4項は、国会議員は総選挙によって選ばれると、明記している。 参院選挙は総選挙ではなく、半数しか選出しない。
・現行憲法には、このような杜撰な誤りが多い。帝国議会で十分な審議が行われることが、なかったからである。
・日本の憲法学者は、第7条を読んだことがあるのだろうか?
護憲派の国民も、日本国憲法を読んでいない。読んでいるのならば、せめて第7条だけでも正そうとしたはずだ。
アメリカが占領下で日本に強要した現憲法は、前文のなかで
「政府の行為によって再び戦争が起ることのないようにするために(略)この憲法を確定する」と述べて、日本に先の戦争の責任をすべて負わせている。
日本国憲法は、東京裁判と並んで、日本国民に日本が戦争犯罪国家であることを、刷り込むために、日本に押しつけられた。
・ハーバード・フーバー大統領は回想録のなかで占領下の日本を訪れて、マッカーサー元帥と3回にわたって会談した。
「日米戦争の責任は、ルーズベルトというたった1人の狂人(マッドマン)にある」と述べたところ、マッカーサーが賛成したと、記している。
・『日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず』









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■ 日米戦争の責任は一方的にアメリカにある
Date : 2016/10/04 (Tue)  加瀬英明
 8月に、トランプ共和党大統領候補が、「アメリカは日本を守る義務を負っているのに、日本はアメリカを守る義務を負っていない。日本が攻撃を蒙った時に、日本国民はソニーのテレビで、われわれの青年たちが血を流すところを、高見の見物する」と、演説した。
 すると、バイデン副大統領が「アメリカは占領下で、日本に軍隊を持つことを禁じる憲法を持たせた。(トランプ氏は)それを、学校で習わなかったのか」と、反論した。
 それに対して、ワシントンの日本大使館が「アメリカは現行憲法の原案を日本に提示したが、帝国議会の十分な審議を経たうえで施行された」という、短いコメントを発表した。
 民進党岡田克也代表も、「アメリカが書いたというのは、副大統領として不適切な発言だ。最終的には、国会で議論して、つくった」と、批判した。
 7月に参議院議員選挙が行われたが、明らかに違憲だった。
 憲法第7条4項は、国会議員は総選挙によって選ばれると、明記している。 参院選挙は総選挙ではなく、半数しか選出しない。
 現行憲法には、このような杜撰な誤りが多い。帝国議会で十分な審議が行われることが、なかったからである。
 いったい、日本の憲法学者は、第7条を読んだことがあるのだろうか。護憲派の国民も、日本国憲法を読んでいない。読んでいるのならば、せめて第7条だけでも正そうとしたはずだ。
 今年も、また夏が巡ってきた。そのたびに、71年前の戦争を戦ったことが、大きな誤りだったとして、再び戦争の惨禍を招いてはならないと、誓うことが行われた。
 アメリカが占領下で日本に強要した現憲法は、前文のなかで「政府の行為によって再び戦争が起ることのないようにするために(略)この憲法を確定する」と述べることによって、日本に先の戦争の責任をすべて負わせている。
 日本国憲法は、東京裁判と並んで、日本国民に日本が戦争犯罪国家であることを、刷り込むために、日本に押しつけられた。

 天皇陛下が毎年、8月15日の全国戦没者追悼式典のお言葉のなかで、先の戦争について、「深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願う」と、述べられる。
英霊が犬死したと仰言せられたのに均しいが、昭和天皇の開戦の詔勅を否定なさらねばならないのは、お痛ましいことである。 
国民として恐懼(きょうく)に堪えない。   しかし、象徴としてのお立場から、現憲法を遵守されなければならないから、仕方がなかろう。
 だが、アメリカでも、先の日米戦争が、日本に強いられたのであり、その責任が一方的にアメリカにあるという有力な証言もある。
 その1人が、ルーズベルト大統領の前任者だった、ハーバード・フーバー大統領だ。回想録のなかで占領下の日本を訪れて、マッカーサー元帥と3回にわたって会談したが、「日米戦争の責任は、ルーズベルトというたった1人の狂人(マッドマン)にある」と述べたところ、マッカーサーが賛成したと、記している。

 私は日本が先の戦争を戦ったことを、肯定している。もし、眉を顰められる読者がおいでならば、『日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず』(勉誠出版社、2016年)を、お読みいただきたい。私が序文を寄せている。