中国、北朝鮮の独裁国家同士の「ひそひそ話」なぞ、気にするな! 大した話はしていない。

・三条 健です。
北朝鮮金正日総書記が北京で胡錦濤国家主席温家宝首相らと会談したが、会談の内容は例によって一切、明らかにしていない。
つまり、独裁国家同士の「ひそひそ話」を行ったということに他ならない。 開かれていない国同士の秘密裏の会談が行われたことになる。
・中国、北朝鮮のような秘密の多い開かれていない国への対処方法としては 自由資本主義先進国は一致結託が必要である。
核兵器の杜撰な対応以外には 主要事において 何もこまることは無い自由資本主義先進国は これらの「ひそひそ話」の国に対しては、じっくりと腰を落ち着けて泰然自若として是々非々の応対を行えばそれで良い。 


〜〜〜メディア報道の一部<参考>〜〜〜

【主張】金総書記の訪中 中国は北の勝手を許すな
2010.5.8 03:31

このニュースのトピックス:主張
 北朝鮮金正日総書記が特別列車を仕立てて5日間中国を訪れ、大連、天津両市の経済開発区などを視察し、北京で胡錦濤国家主席温家宝首相らと会談した。

 3月下旬に起きた韓国軍の哨戒艦沈没事件では北朝鮮の関与説が濃厚になっている。中国がこの時期になぜ、金総書記の訪中を受け入れたのか。中国にとっての国益という観点からしても、首をかしげる点が多い。

 金総書記の訪中の大きな目的は中国からの食糧・エネルギー、経済支援の獲得とみられる。北朝鮮はこの4年間に2度核実験を強行し、国連の厳しい経済制裁を受けている。さらに昨年11月末に実施したデノミネーション(通貨呼称単位の変更)の失敗で一層危機的な状況に陥った。

 中国側の発表要旨は、中国からの支援に直接言及していない。しかし、支援を獲得した過去の総書記の訪中時もこうした言及はなかった。訪中自体が支援要請であり、実務レベルで支援は織り込み済みとみていい。

 1年半開かれていない6カ国協議の再開は不透明なままとなった。「関係各国が誠意を示し、協議プロセスの推進で積極的に努力」すべきだとの考えで双方が一致し、北朝鮮側が「関係国とともに再開に有利な条件を作り出したい」と表明したにすぎない。

 「誠意」や「条件」が経済制裁の緩和・解除や、朝鮮戦争終結させる米朝平和協定の締結という手前勝手な要求を指しているのは明らかである。中国は再開へ向けた成果を示せなかった。

 北朝鮮側の発表が北京訪問や胡主席との会談に一切ふれなかったのも異様だ。加えて中朝双方の発表が、重大な韓国軍哨戒艦の沈没事件を無視したことも国際社会の疑念を深めた。

 韓国に米英など4カ国を加えた軍民の国際合同調査団が14日にも調査結果を発表する。北朝鮮の関与が明白となれば、韓国政府は国連安保理に新たな対北制裁を求める構えだ。岡田克也外相は「調査結果が明確にならなければ、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議を進める状況にはない」と述べ、韓国との連携重視を打ち出した。

 この問題では、日米韓が連携を一層強めることが重要である。北朝鮮に強い影響力をもつ中国は、安保理常任理事国にふさわしい毅然(きぜん)とした対北朝鮮外交を展開すべきである。