鳩山内閣は 北方領土問題についての露中連携に対し強烈に批判せよ!!

・三条 健です。 
・ロシアの北方領土の認識は ロシア側の非を認めず、北方4島の不法占拠を正当化しようというものだ。
モスクワで9日、第二次大戦での対独戦勝65周年の軍事パレードがあった。プーチン首相は8日夜、胡錦濤中国国家主席と会談した際、「(対独、対日の)歴史の真実を守り抜くために連携を強める」ことで一致した。さらに第二次大戦でソ連の果たした「国際法違反行動の悪行」を抹殺するような「歴史の見直し」に反対する姿勢を強く打ち出した。
胡錦濤は 日本の阿呆な鳩山政権を完全に甘く見て、馬鹿にしている。ロシアも今がチャンスと見て、このような行動に出たと見ることができよう。

・鳩山政権は ロシア、中国に対して、馬鹿みたいに黙ってみていないで、強烈に批判しなければならない。 何故、黙っているのか? 黙っていることは認めたことになり、今後の外交交渉に支障がでることぐらい判らないのか? こんな「ていたらくな内閣」はこれまで見たことが無い。



〜〜〜メディア報道の一部<参考>〜〜〜

【主張】北方領土 露の攻勢にだんまりとは
2010.5.11 04:01

 日本政府として、きちんと反論すべきではないか。ロシアの北方領土の認識に対してである。

 北方四島が不法占拠された、という歴史的事実を認めず、ロシア側に有利に交渉を進めようとする動きが活発化しているからだ。

 モスクワで9日、第二次大戦での対独戦勝65周年の軍事パレードがあった。プーチン首相は8日夜、胡錦濤中国国家主席と会談したが、「(対独、対日の)歴史の真実を守り抜くために連携を強める」ことで一致した。さらに第二次大戦でソ連の果たした役割を抹殺するような「歴史の見直し」に反対する姿勢を強く打ち出した。

 日本政府は、こうした発言をなぜ批判しないのか。「第二次大戦でのソ連の行動」には、ソ連が日ソ中立条約を破って対日参戦したうえ、日本のポツダム宣言受諾後に北方領土を占拠した事実が含まれる。明らかな国際法違反である。それに目をそむけ、不法占拠を正当化している。

 その点をアピールするのが今回の会談の狙いの一つだろう。それを見過ごすようでは、外交上も鈍い反応と言わざるを得ないし、北方領土返還要求の正当性にも疑問符を付けられかねない。

 最近のロシア政権は盛んに、日露関係の「独創的アプローチ」を繰り返す。しかし、ロシア側の方針は、4島の返還どころか、1956年の日ソ共同宣言にある2島返還に逆戻りしている。

 メドべージェフ大統領が露紙とのインタビューで「(日本が)極端な見地を離れる」ことを求めたのは、鳩山由紀夫政権に4島返還の方針転換を図るよう牽制(けんせい)したものと受けとめられている。

 ロシア議会では、日本が第二次大戦の降伏文書に署名した9月2日を「対日戦勝記念日」に制定する法案が準備されている。ポーランドなどへの対応で一部、スターリン時代の旧ソ連の非を認めた同政権も、北方領土ではむしろ攻勢を強めている。

 その背景に、鳩山政権は与(くみ)しやすし、との認識があるのではないか。首脳会談でも、鳩山首相は「2島返還では理解できない」と応じるだけの姿勢だったが、さらに、普天間問題で対米関係が揺れる政権の足元を見て対日圧力を強めているのではないか。

 鳩山政権はそれを読み取り、固有の領土である4島の一括返還を求めねばなるまい。