赤松農水相は空白の5月2日など血税を使った外遊行動詳細を報告されたし!

・三条 健です。
・「赤」という字は、最近は「バカ」とも読むのか?
口蹄疫の問題は益々拡大中だ。対応の遅れを否定している赤松農水相は責任感のかけらも無いのか。
・TBSテレビは20日、口蹄疫問題への政府の対応に関する報道は、赤松広隆農相が海外出張の際に「ゴルフをしていた」とする民主党幹部の発言を報じたが、裏づけは無いということで、謝罪した。
赤松広隆農水相は早期の現地入りを求めた野党や、地元の要望を振り切って外遊を“決行”した。
5月1日 メキシコ農牧相と会談=両国間ですでに締結している経済連携協定(EPA)の再協議
5月2日 キューバへの移動日。農水省公表の外遊日程は空白。両国間は、飛行機で約2時間半の距離。
5月3日はキューバの農業相と会談。
5月4日はキューバ革命主導のフィデロ・カストロの弟ラウル・カストロ国家評議会議長らと会談。
5月5日にコロンビア ウリベ大統領と会談。EPA交渉の可能性を探ることで一致。
・外務省筋は、メキシコ、コロンビアとのEPA関係の交渉について「不要不急のもの」としている。
早期の現地入りを求めた野党や、地元の要望を振り切って行くほどの緊急性は 全く無いことが明らかだ。

〜〜〜メディア報道の一部<参考>〜〜〜

赤松農水相外遊に「空白の一日
2010.5.21 22:18
 宮崎県で口蹄(こうてい)疫被害が拡大する中、4月30日から今月8日にかけて、9日間にわたり中南米を訪問した赤松広隆農水相。「何カ月も前からの約束」だと重要性を強調し、「反省するところはない」と主張する。早期の現地入りを求めた野党や、地元の要望を振り切って“決行”した外遊日程と成果を追った。
 日本時間の4月30日に日本をたった赤松氏が、最初に訪れたのはメキシコ。現地時間の今月1日には同国農牧相と会談し、両国間ですでに締結している経済連携協定(EPA)の再協議について、事務レベルで精力的に継続する方針を確認した。2日はキューバへの移動日で、農水省が公表した外遊日程は空白。両国間は、飛行機で約2時間半の距離。だが、農水省は詳細な日程は「言えない」としている。
3日はキューバの農業相らと、4日はキューバ革命を主導したフィデロ・カストロ氏の弟のラウル・カストロ国家評議会議長らと会談した。日本の現職閣僚がカストロ議長と会談したのは初めて。赤松氏はカストロ議長に対し、日本企業がキューバ保有する未払い債権問題の解決を申し入れたが、結局、建設的な話し合いを行っていくとの認識を共有しただけに終わった。
 その後、コロンビアに移動し、5日にウリベ大統領と会談してEPA交渉の可能性を探ることで一致。8日(日本時間)に帰国した。
 外務省筋は、メキシコ、コロンビアとのEPA関係の交渉について「不要不急のもの」としている。
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農相の外遊先ゴルフを否定 官房長官
2010.5.20 12:09
 平野博文官房長官は20日午前の記者会見で、宮崎県内で家畜の伝染病、口蹄(こうてい)疫の被害が拡大する大型連休中に、赤松広隆農林水産相が外遊先でゴルフをしていたとの一部報道について「事実は確認して報道していただきたい」と述べ、事実関係を否定した。
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「農相が外遊先でゴルフ」報道、TBSが謝罪:
 TBSテレビは20日、口蹄疫問題への政府の対応に関する報道で、赤松農相が海外出張の際に「ゴルフをしていた」とする民主党幹部の発言を報じた部分について、「裏付け取材が不十分だった」として、昼のニュース番組で謝罪した。
 同社広報部によれば、この日朝の「みのもんたの朝ズバッ!」内のニュースなどで、「民主党の複数の幹部が、(赤松農相が)長期出張していたことは問題だという考えを示し、この間に大臣がゴルフをしていたと明らかにした」と報じた。
 しかし同日、赤松農相が否定。民主党幹部も同社の再取材に対し、「伝聞情報で、具体的な根拠はなかった」と述べたという。
 赤松農相は、口蹄疫の感染拡大が始まっていた先月30日から8日までメキシコやキューバなどを訪問しており、自民党などが「政府の初動の遅れが被害を拡大した」として責任を追及している。
(2010年5月20日15時56分 読売新聞)
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口蹄疫農水相「初動の遅れない」 首相は「埋却地の拡大急ぎ、全車両消毒の徹底を」
2010.5.18 22:52
 鳩山由紀夫首相は18日夜、口蹄疫に関する具体的な対応策について、感染拡大防止のための車両消毒が対策の第一歩だとの考えを示した。また、殺処分された牛・豚を埋却する場所の増設を急ぐよう全力をあげる考えを示した。
 この中で、鳩山首相は「埋却の地域をさらに拡大しなきゃならんということで、急いでさらに決定する」と述べた。その上で、「消毒に関しては、真剣にすべての車両に対してもできるような形で急ぐ。これを徹底することが、まずスタートだ」と強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 一方、赤松広隆農林水産相は同日の閣議後会見で、「初動が遅れたとか、やるべきことをやらなかったということは私はないと思っている」と述べ、対応の遅れを否定した。殺処分頭数が拡大しつつあった4月末に農水相は外遊。現地入りが遅れて今月10日になったことなど、対応の遅れが指摘されていた。
 農水相はその上で、「結果としてこれだけの大きな数が出てしまったことは大変残念。特効薬がないので、消毒や発生した場合は直ちに埋却するしか対応のしかたがない」と述べた。

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口蹄疫対策、東国原知事「後手後手だ!」 官房長官が拡充を指示も赤松農相は外遊中
2010.5.8 00:48
 平野博文官房長官は7日の閣僚懇談会で、宮崎県で過去最悪の被害が出ている牛や豚の口蹄(こうてい)疫対策として(1)防疫措置の徹底(2)発生農家の経営対策(3)地元自治体への適切な財政支援−に関係省庁が連携して取り組むよう指示した。記者会見では災害派遣中の陸上自衛隊の拡充を検討する考えを表明した。
 これを受け、原口一博総務相特別交付税による自治体支援を表明した。
 だが、口蹄疫は先月20日に確認され、すでに殺処分頭数は4万4千頭に上る。派遣された自衛隊は処分した家畜を埋める場所がなく立ち往生しており、政府の初動対応の遅れを指摘する声は強まっている。
 宮崎県の東国原英夫知事は7日、宮崎市内のホテルで民主党小沢一郎幹事長と会談し、対策の拡充を要望した。知事は会談後、記者団に「指揮系統が後手後手に回っている。こういう危機管理をきちっとやってもらいたい」と政府の対応に不満を表明した。
 それを象徴するのが、問題を所管する赤松広隆農水相。先月30日からメキシコ、キューバ、コロンビアへの外遊中で7日の閣僚懇を欠席した。
 また、畜産農家への融資を担う独立行政法人や社団法人は政府の事業仕分けの対象となり、基金の返納や事業の縮小などの判定を受け、動きが鈍くなっているとされる。宮崎県選出の江藤拓衆院議員(自民)は先月22日の衆院農水委員会で「10年前は発生した朝から農水省からファクスで資料が次々に届き、いろんな指示が飛んだが、今回は何の指示もない」と指摘したが、政府の対応は遅々として進まなかった。