民主党よ! 何故、逃げ腰になるのか?

19日に開かれた民主党の文部科学部門会議で、この問題について文部科学省の担当者に質問した民主議員は皆無だったようだ。
秘密裏に作成した同省専門家会議の報告書案もひた隠しにしており、関係者がそろって矢面に立つまいと必死になっているという逃げ腰の無様な状況だ。
民主党よ! 何故、逃げ腰になるのか?

〜〜〜メディア報道の一部<参考>〜〜〜

沈黙の民主、逃げ腰の文科省…  朝鮮学校無償化の結論迫る
2010.8.20 01:26

 朝鮮学校への高校授業料無償化適用をめぐる検討が大詰めを迎える中、民主党議員らが沈黙を続けている。無償化適用への批判は相変わらず強いが、19日に開かれた民主党の文部科学部門会議でも、この問題について文部科学省の担当者に質問した議員は皆無。
 一方で、判断当事者であるはずの文部科学省でも「首相官邸が判断する」などと“逃げ腰”ムードが蔓(まん)延(えん)する。秘密裏に作成した同省専門家会議の報告書案もひた隠しにしており、関係者がそろって矢面に立つまいと必死になっている。
 19日の文部科学部門会議には、文部行政に詳しい民主党議員らがズラリと顔をそろえた。中川正春文部科学副大臣文科省担当者から来年度の政策について説明を受けるなかで、高校無償化も議題に上ったが、朝鮮学校について質問する議員はいなかった。
 朝鮮学校拉致事件を起こした北朝鮮朝鮮総連支配下にあり、独裁政治を支える思想教育が行われていることについて、批判的な議員は民主党にも少なくない。だが、朝鮮学校の実態を問題視せず、適用の判断基準にしない文科省への批判は封印された格好だ。

 「すでに首相官邸を中心に、政府で判断する段階になっている。この場で、文科省に対して、いろいろ言っても意味がない」。ある議員はそう話し、会議が開かれた部屋を後にした。

 一方、適用を判断する法的権限を持つ文科省内でも、最近は実質的な決定権を“放棄”するような空気が漂う。「国民の反発をどう受け止めるか。賛成派と反対派の妥協点を探って、結論を出すような芸当は文科省の役人にはできない。政治まかせだ。首相官邸や大臣に頼るしかない」。文科省では身内からもそんな声がでている。
 同省は今年5月に教育専門家を集めた専門家会議を設置し、秘密裏に朝鮮学校への適用の是非を検討させてきたが、その過程はひた隠し。関係者によると、会議の報告書の原案もすでに作成されているが、公式には何も認めていない。
 このような状態に対しては、北朝鮮問題の専門家からも批判が出ている。日本人拉致被害者の支援組織「救う会」会長で、東京基督教大学西岡力教授は「拉致問題朝鮮総連の政治活動などについても議論が行われているのか。専門家会議が密室で議論するのはおかしい。民主党内でも議論してほしい」と話している。