・ごろつきまがい中国の領有権の棚上げの罠に 嵌まるな! 「領土問題は無い」ということは棚上げする問題自体が無いということだ!

・三条 健です。
・ごろつきまがい中国の領有権の棚上げの罠に 嵌まるな! 「領土問題は無い」ということは棚上げする問題自体が無いということだ!
棚上げ論は中国が尖閣諸島を実効支配するための布石であり、時間稼ぎ策でしかない。

・中国の海軍力は強くなり、東シナ海が「中国の海」と化し、中国海軍の艦載ヘリは海上自衛隊護衛艦に異常接近するなどの威嚇を繰り返している。尖閣諸島近海での中国漁船団の領海侵犯や違法操業、度重なる監視船の出動などは、こうした海軍力を背景にしたものだ。


〜〜〜メディア報道の一部<参考>〜〜〜

【主張】中国の尖閣戦略 棚上げの「罠」にはまるな
2010.10.22 03:57
 日本固有の領土である尖閣諸島近海に、中国が「国家主権の維持と漁民保護」を口実に漁業監視船を派遣した。一方、日中首脳会談に向け、領有権の棚上げを打診してきたという。
力を見せつけながら懐柔するのは中国の常套(じょうとう)手段だ。
菅直人内閣はこの手法に安易に飛びついてはなるまい。
 棚上げ論は、かつての中国の最高実力者、トウ小平副首相が提唱したものだ。昭和53年10月に来日したトウ氏は「この問題は10年棚上げしても構わない。我々の世代の人間は知恵が足りない。次の世代はもっと知恵があろう」と次世代に解決を委ねた。
 当時、日本政府はこのトウ発言にあえて異を唱えず、同調した閣僚もいたが、棚上げ論に正式に合意してはいない。前原誠司外相も衆院安全保障委員会で「トウ氏の一方的な言葉で、日本が合意した事実はない」と述べている。
 しかも、当時は中国の海軍力は弱く、尖閣諸島の領有権を主張するだけで、活発な示威活動を展開する力を持っていなかった。
 だが、現在は東シナ海が「中国の海」と化し、中国海軍の艦載ヘリは海上自衛隊護衛艦に異常接近するなどの威嚇を繰り返している。尖閣諸島近海での中国漁船団の領海侵犯や違法操業、度重なる監視船の出動などは、こうした海軍力を背景にしたものだ。
 尖閣諸島が中国に奪われる危険性は、当時とは比べものにならないくらい増しているといえる。そのような時期に中国の棚上げ論に合意することは、領有権を放棄することにつながりかねない。
 国家の主権を取引材料にしてはならない。これまで日本政府は棚上げを容認し、実効統治を強化してこなかった。そこを中国につけ込まれていることを忘れてはならない。棚上げ論は中国が尖閣諸島を実効支配するための布石であり、時間稼ぎ策でしかない。
 日中首脳会談は、28日からハノイで始まる東南アジア諸国連合ASEAN)首脳会議の場で行う方向で調整中だ。中国漁船船長の釈放で、菅政権の対応は国際社会から「中国の圧力に屈した」と受け止められた。この上、関係修復を急ぐあまり、誘いに乗って棚上げ論をのめば、中国の「罠(わな)」に陥り、日本の将来に取り返しのつかない禍根を残す。
 菅首相は棚上げ論を断固、拒否すべきだ。