ブランド品の偽者など幾らでも作る無法国家中国は新幹線技術盗用はお手の物だ!

・三条 健です。 古森義久氏の提供によるウォールストリート・ジャーナルの報道が下記です。 日本独自の世界に冠たる製品と技術を中国に売ったら、それをそっくり盗用され、完全な中国製の製品として各国に輸出されてしまった。  ブランド品の偽者など幾らでも作る無法国家中国は盗用はお手の物だ!
・「日本の新幹線技術が中国に「盗用」され、中国製の高速鉄道や高速列車として全世界に輸出されつつある」
・「中国はすべての技術を無料で移転しようとした」と言うJR東海葛西敬之氏は ブームのなかで超然と「中国に新幹線は売らない」と明言していた。
・日本の川崎重工業やドイツのシーメンス、カナダのボンバルディアなど鉄道建設各社は 中国国有企業「中国南車」(CSR)に技術を盗用され、いまや、中国は輸出事業に成長開発させた。 当初から無法国家の中国は盗用する意図があったのに、JR東海の葛西氏以外は見抜けなかったのだ!


〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
日本の新幹線技術が中国にそっくり利用された
古森義久
2010.11.23 Tuesday

 おもしろいニュースがウォールストリート・ジャーナルに出ていました。日本の新幹線技術が中国に「盗用」され、中国製の高速鉄道や高速列車として全世界に輸出されつつある、というのです。
 私が中国に駐在していたころ、日本の政府も民間も「中国に新幹線を売り込もう」というキャンペーンに熱をあげていました。日本の政府は中国にODAを与えて、その資金で日本の新幹線を導入させようという計画まで立てていました。
 ところが中国は買うようなそぶりをみせながらも、買いません。その一方、ヨーロッパのフランスやドイツの高速鉄道にもその気をみせ、各国を競争させるのです。
 それから10年後、中国は日本の新幹線より高速の列車を「自主的」に開発して、世界の各国へ売り出そうとしています。ところがその技術はどうみても、一部、中国に売られた日本の新幹線の技術そのものだというのです。
 この報道のとおりならば、日本は墓穴を掘ったことになります。独自の世界に冠たる製品と技術を中国に売ったら、それをそっくり盗用され、完全な中国製の製品として各国に輸出されてしまったのです。
 しかしこの日本側の「中国に新幹線を売ろう」ブームのなかで、いまからみれば最も見識があったといえるのはJR東海葛西敬之氏でした。ブームのなかで超然と「中国に新幹線は売らない」と明言していたのですから。

[ワシントン=古森義久】中国の国有企業が日本の高速鉄道技術を基礎に日本製より速度の高い高速列車を作り、中国独自の製品として諸外国に売り込もうとしていることについて、日本側から「約束違反」との抗議が起き、新たな日中摩擦となりつつある。米紙ウォールストリート・ジャーナルが18日、報じた。
 同紙は「(各国の)列車製造者たちは中国の高速のデザインに非難の声を高めている」との見出しの記事を掲載。その中で、日本の川崎重工業やドイツのシーメンス、カナダのボンバルディアなど鉄道建設各社がここ数年、中国に高速鉄道の列車や技術を売り込んできたものの、中国企業が外国製より速い列車を開発して米国やサウジアラビア、ブラジルなどに売り込もうとし、外国企業が不満を高めている、と指摘した。
 青島に拠点をおく中国の国有企業「中国南車」(CSR)は最高時速約380キロの列車「CRH380A」を完成させ、開発は中国独自の技術の結果だと主張。ただ、CSRは2004年に川崎重工と契約を結び、新幹線の「はやて」9両編成分を輸入、中国領内で日本の技術を利用して計51両を製造した。川崎重工は中国側の「独自技術を開発した」との主張には明確に異論を唱えているという。
 中国の国有鉄道関連企業は高速鉄道の売り込みを国際的に広げ、ベネズエラやトルコでのプロジェクトに参入し、日本企業の強力な競争相手となっているが、川崎重工は、中国に提供した技術は中国国内だけで使うとの約束があったと主張しているという。

 同記事は一方、日本や欧州企業には中国が高速鉄道でも知的所有権を違法に取得したとの見方が多いとし、中国側の今回の出方を予測して、新幹線の対中輸出を拒んだJR東海葛西敬之会長が「中国はすべての技術を無料で移転しようとした」と話したことを“先見の明”があったと指摘している。