・菅政権よ! 最悪の悪法「家電リサイクル法」を即刻、改善し、日本国内の都市鉱山資源を守れ!

・三条 健です。
・不要となった2300万台のうち国内でリサイクルされたのは半分、残りの半分はどこへ消えたのだろうか?
・『輸入国が『毒物でもOK』』とのたまっていたバアイや、再利用される中古品ならば、原料が有害であろうがなんであろうが輸入国の許可が下りてさえすればいい。
・フィリピン・マニラの南港はさながら中古家電の青空市場になっている。
南港を通じて毎月3000〜4000台とりよせ自宅工場でフィリピン技術者が修理改造し14インチは1800ペソ(5000円) 16インチは8000円で売る。
・マニラ南のカビデ、ここでは廃家電の基盤をバーナーであぶり金属をとりだしていた。 パソコンのCPU100kgから18gの金、320gの鉛を取り出し金は1g2770円、鉛は1kg890〜330円で売る。
・廃家電の集積地としては中国広東省の貴嶼(グイユ)が有名だった。しかし'02年に国際NGOが摘発、昨今ではアジアのあちこちに『ミニ貴嶼』は生まれている。国内処分に苦労する先進国から流れこむ廃家電の受け皿になっている。
・ここで採取された金属類はさらに別の場所で精製され日本、中国、米国、韓国、インド、台湾に輸出される。
・こうした『流れ』は家電製品の買い替えサイクルの早さや地上波デジタル、ブルーレイディスクの登場などでさらに大きくなる。
・日本の豊富な廃家電が途上国に流れるは当初から予測はできた。家電リサイクル法を日本の国内だけの条件考慮で リサイクル費用など策定したのが 悪法となった。
・日本の膨大な廃家電都市鉱山をミスミス中国資本に持ち去られて、いまだに放置し続けているのだ! 
・菅政権よ! 最悪の悪法「家電リサイクル法」を即刻、改善し、日本国内の都市鉱山資源を守れ!
 

〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
ー家電リサイクルの裏側ー

 近所をゆっくりと走る軽トラの『パソコン、CDラジカセ、動かなくても買い取ります』という言葉を耳にしたことはないだろうか。
廃品回収業を営む方々に聞くと、こうしてマイクで呼びかける他マンションなどの口コミが頼りらしい。
 月にTV20台、白物家電は10台ずつ入ればいい方か  PCモニターや壊れたラジカセもある。  それらは一まとめで数千円で輸出業者に売れればいい方だという
『日本で粗大ゴミとして埋め立てられてしまうなら、外国で資源になるほうがマシでしょう』哀しいスパイラルだ。

 日本ではTV、洗濯機、エアコン、冷蔵庫の四品目は家電リサイクル法で消費者が費用を負担し小売店に引き取ってもらいメーカーがリサイクルするという名目にはなっているが、'05年現在不要となった2300万台のうち国内でリサイクルされたのは半分残りの半分はどこへ消えたのだろうか?

 こうした廃品業者に回収されアジアに送り出されているが・・・'92年に発効されたバーゼル条約(有害物質の輸出禁止)があるハズ・・・でもそれにも『例外』があるワケで『輸入国が『毒物でもOK』』とのたまっていたバヤイや、再利用される中古品ならば、原料が有害であろうがなんであろうが輸入国の許可が下りてさえすればいいという・・・(滝汗)

 フィリピン・マニラの南港はさながら中古家電の青空市場になっている。
 ラスピナス市に住む古山征男さん('08年現在69歳)が日本の テレビの輸入販売をはじめて15年になる。
 南港を通じて毎月3000〜4000台とりよせ自宅工場でフィリピン技術者が修理改造し14インチは1800ペソ(5000円) 16インチは8000円で売る
かつては日本で同じ風景があったことをしる者として古山さんの心境は複雑だ。  『使えるのに捨てちゃうんだものね』

 廃家電は中古として利用するだけでない。 マニラ南のカビデ、ここでは廃家電の基盤をバーナーであぶり金属をとりだしていた。 パソコンのCPU100kgから18gの金、320gの鉛を取り出し金は1g2770円、鉛は1kg890〜330円で売る。
 アルミ、銅、銀も取れるが薬品を違法に使うので摘発を恐れて場所を頻繁に変える。 こうした工場は近辺に550近くあるという。 鉛の臭いが頭を殴りつける側から酸性液にパソコン部品を漬け込み金をそいでいる。
 従業員の手はボロボロで肺もやられている。 ここで採取された金属類はさらに別の場所で精製され日本、中国、米国、韓国、インド、台湾に輸出される。

 かつて廃家電の集積地としては中国広東省の貴嶼(グイユ)が有名だった。しかし'02年に国際NGOが摘発、昨今ではアジアのあちこちに『ミニ貴嶼』は生まれている。国内処分に苦労する先進国から流れこむ廃家電の受け皿になっているのだ。
今後、こうした『流れ』は家電製品の買い替えサイクルの早さや地上波デジタル、ブルーレイディスクの登場などでさらに大きくなる。
 国境を越えたリサイクル制度を作るのが理想的なのだがその前に、廃家電が何故途上国に流れるのかを考えたい。
この低コストが環境対策や低い労働条件の上になりたっているからではないか。