ロシアの不法占拠は、許し難い暴挙だ!

・戦後の混乱に乗じて領土を侵略し占拠し続ける国際法上のロシアの非道を、訴え続けなければならない!  ロシアに主権問題で譲ってはならない!
・震災下であろうとなかろうと、日本固有の領土に対する不法占拠を恒久化しようというロシアの国家意思を鮮明にしたものだ。ロシアの悪行は断じて許されない。
・ロシアは巨額の政府資金を注ぎ込むことで、不法支配を固定化し、強化しようとしている!
ロシアの不法占拠は、許し難い暴挙だ! 北方領土不法占拠解消へ向けた国際世論を、政権として強烈に喚起せよ!  民主党は、何においても強烈さが足りない!



〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
北方領土 不法占拠をG8で訴えよ
2011.5.18 03:09
 イワノフ副首相ら5閣僚をはじめとするロシアの大型政府代表団が、日本側の中止要請を無視し東日本大震災後では初めて、北方領土択捉島国後島を訪問した。
 震災下であろうとなかろうと、日本固有の領土に対する不法占拠を恒久化しようというロシアの国家意思を鮮明にしたものだ。断じて許されない。
 松本剛明外相は訪問翌日の16日に、ベールイ駐日ロシア大使を外務省に呼び、「日本の原則的立場と相いれず、わが国国民の感情を傷つけるもので遺憾だ」と抗議を申し入れた。当然である。

 その松本外相はしかし、震災直後の3月21日にロシア軍機が日本領空に接近した翌日には、「お見舞いや支援をいただいている気持ちを信じてお付き合いしていく」として抗議を見送っている。
 そんな甘い認識や姿勢はロシアには通用しないということを、菅直人政権は今回の訪問強行で、改めて銘記しなければならない。支援は支援、領土は領土、別問題であるとわきまえるべきだろう。

 イワノフ副首相は、クリール諸島(千島列島と北方領土)で進む「社会経済発展計画」で、2015年までに150億ルーブル(約430億円)を投資すると強調し、サハリン州のホロシャビン知事は、さらに160億ルーブルが発展計画の資金に上積みされるとの見通しを示した。ロシアは巨額の政府資金を注ぎ込むことで、不法支配を固定化し、強化しようとしている。

 一方の日本経済が震災で一時的にせよ、失速しかねない中、ロシア側は領土問題で嵩(かさ)にかかって対日強硬姿勢に出ているのだ。日露領土交渉の後退に伴い、「双方受け入れ可能な譲歩」を求める声も北海道などに出ていると聞く。
 だが、あきらめてはいけない。戦後の混乱に乗じて領土を侵略し占拠し続ける国際法上の非道を、訴え続けなければならない。主権問題で譲ってはならないのだ。

 菅首相は2月7日の「北方領土の日」全国大会で、昨年11月のメドベージェフ・ロシア大統領の国後島訪問を、「許し難い暴挙だ」と糾弾した以上、不法占拠解消へ向けた国際世論を、政権として喚起、形成していくべきだろう。それがロシアへの牽制(けんせい)ともなる。

 さしあたり、自ら出席する26日からのフランス・ドービルでの主要国(G8)首脳会議が、その手始めとなる。