・奮起せねばならないのは、我々国民だ! そのためには解散総選挙しかないのか!  被災者を思えば、残念無念だ!

・こんな状態に我が国を持って行きつつあるのが、30%にも足らない支持率の政党である。
・こんなことを許しておく訳にはいかないのだが、その内閣を辞めさせようにも野党は全く頼りにならない。
・奮起せねばならないのは、我々国民だ! そのためには解散総選挙しかないのか!  被災者を思えば、残念無念だ!


〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
そろそろ空調を動かそうか
前田正晶
2011.05.26 Thursday

 菅直人はフランスまで行って「自然エネルギー20%」などと演説を打ってしまった。またもや「聞いてないぜ」の独断進行である。
 彼らは着々と「資本主義の名において社会主義の理想を実現させている国」と諸外国に半ば羨望感を以て揶揄された経済大国の我が国を、着々と「民主を名乗って社会主義化する道に進めている」のである。何でも好き勝手に命令して良い権利を得たと思い込んでいるのである。
 もともと市民運動などと聞こえが良いことを言っていた総理大臣は、社民党を見れば明らかなように「反核」、「反原発」の一味だったはずだ。そういう者達に政権を与えてしまった結果が、“現在”の我が国の惨状である。“現在”が言い過ぎだと言われれば「着々と彼らが目指す方向に進んでいる」のである。
 だからこそ、福島核発電所をズタズタにしてただけで飽きたらずに、「国民の皆様の安全」を詐称して浜岡を突如止めさせて、如何に核発電が危険かと周知徹底しようとした試みたと理解できるではないか。
 しかも、与謝野馨を引き抜いてさも良い内閣にしたかと思わせて、左翼代表で如何にも経済に明るいかと錯覚させるような評論家、海江田を経産大臣に据え、まずは東京電力をその経営力の弱さに付け込んで、ボロボロにしたではないか。次の標的が中部電力だった。
 ここまで持ってくれば、彼らの狙いが「全国的に核発電が危険だと思わせ、既存の発電所を停止と閉鎖に追い込むスキーム」が、スムースに進むことだろう。

 それが進めば、我が国の産業界がどういう苦境に立たされるかなどは、菅直人と海江田が承知でやっているのか、或いは考えていないかの何れだろうが、輸出立国は危機に瀕するし、製造業の空洞化は避けられない事態になっていくだろう。
 しかも、15%節電などと言い出したかと思えば、今度は有り難いことに病院と鉄道は例外としてやると仰せになった。違反者には罰則を設けるのもそう遠いことではあるまい。何処かの国の委員長の如きである。この状況を欧米の諸国が見ていれば、最早日本は頼むに足らずと判断しても不思議はないと危惧する。

 こんな状態に我が国を持って行きつつあるのが、30%にも足らない支持率の政党である。こんなことを許しておく訳にはいかないのだが、その内閣を辞めさせようにも野党は全く頼りにならないし、菅直人自身が「自分が何をしているのか解っていないのではなく、やろうとすることを着々と進行させている状態」なのである。

 奮起せねばならないのは、谷垣総裁でも山口委員長でも渡邊喜美でもない。我々国民の皆様だろう。そのためには解散総選挙しかないのか。今頃、フランスでほくそ笑んでいる奴がいるかと思うと、残念無念至極だ。こう暑くなってはそろそろ空調を動かそうか。(敬称略)