・アメリカが東アジア特に、日本や韓国から手を引けば、あっという間に、日本も韓国も中国の手中になり言うがままの奴隷国となるだろう!

・長期の海洋戦略の第1の目的は、まず自国にとっての海洋の防衛線を沿岸からより遠方へと動かすために安全保障の緩衝水域を広げることだ。
・第2の目的は、海洋資源のコントロールを強めることだ!
・第3は地域統合とも呼べる近隣諸国への影響力の強化だ!
地域統合とは、近隣諸国が政治、経済、商業などの次元で中国の主導や主張を受け入れ、その方向への結束性のある集まりにまとめるという非公式の地域統合という意味だ!
・その拡大の対象には日本や韓国も含まれている!
アメリカが東アジア特に、日本や韓国から手を引けば、あっという間に、日本も韓国も中国の手中になり言うがままの奴隷国となるだろう!





〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
中国は東南アジアの「統合」を企図する
古森義久
2011.06.17 Friday

 中国の野心的な海洋戦略をアメリカの専門家がどうみるか、のレポートを続けます。日本ビジネスプレスの古森義久「国際激流と日本」連載コラムからです。原文へのリンクは以下です。
 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/11555        
                 =======
 その中国海洋研究所のピーター・ダットン所長に、中国の最近の海洋戦略についての見解を聞いた。なぜ、中国がここに来て海上で攻勢に出ているのか、その背景の戦略についてのインタビューである。
 海軍大学校の教授をも兼ねるダットン氏は、中国の海洋戦略研究では全米でも有数の権威である。以下、ダットン所長との一問一答の要旨である。

中国は非公式の地域統合を目指している?
――中国は一体、なんのために海洋での軍事活動を活発にしているのか。

ダットン: 中国が今、活発化させているのは、中国自身が「近海」と呼ぶ黄海東シナ海南シナ海などでの海軍活動だ。その背景には中国の長期の海洋戦略が存在する。
 その近海での長期の海洋戦略の第1の目的は、まず自国にとっての海洋の防衛線を沿岸からより遠方へと動かすために安全保障の緩衝水域を広げることだ。
 第2の目的は、海洋資源のコントロールを強めることだと言える。海洋資源とは単に石油やガスだけでなく、魚類などの海産物資源をも含む。
 そして第3は地域統合とも呼べる近隣諸国への影響力の強化だ。

――「地域統合」というのは、不吉にさえ響く野心的な意図に思えるが。
ダットン: 中国はこの意図を特に東南アジアの諸国に向けている。「統合」というのは、近隣諸国が政治、経済、商業などの次元で中国の主導や主張を受け入れ、その方向への結束性のある集まりにまとめるという非公式の地域統合という意味だ。
 控えめに言えば、中国の影響力の拡大とも表現できる。だが、その拡大の対象には日本や韓国も含まれている。

――中国はこの長期的な海洋戦略の目的を、どのような手段で達成しようとしているのか。(つづく)