・中国でバブルがはじけ鉄道建設がストップし、給与不払いにしびれを切らした鉄道作業員が、レールをひっぺがして“差し押さえ”。あるいは流民化した元鉄道作業員による犯罪など治安が悪化している。

・とりわけ目立つのが浙江省温州から逃げ出す企業経営者。この温州商人等は銀行の返済が出来ず、従業員の賃金が支払えず、そのうえ自らの不動産投機の失敗。 直近では内蒙古省オルドスから逃げ出す不動産業者も目立つ。
・現在までに判明しただけで80名がドロンし、自殺した経営者がふたり。逃亡先は米国、豪州、カナダ、そしてシンガポール
北京大学の調査では、1999年から2009年までに中国から逃亡した共産党幹部は一万人を超え、海外へ持ち出されたカネは1020億ドルと見積もられる。 公表されない金額は、おそらくこの三倍。
・中国でバブルがはじけ鉄道建設がストップし、給与不払いにしびれを切らした鉄道作業員が、レールをひっぺがして“差し押さえ”。あるいは流民化した元鉄道作業員による犯罪など治安が悪化している。






〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
北京大学が調査、中国から逃亡した共産党幹部は一万人  
宮崎正弘
2011.12.09 Friday

 海外へ持ち出されたカネは1020億ドル、逃亡者引き渡し条約を検討。中国が逃亡者引き渡し条約を結んでいる国は33ヶ国。
 世界には190ほどの「国家」がある。引き渡しを要求しても、条約を結んでいないため、大金ごと逃亡した犯人がのうのうと暮らせる国が多い。
 中国の全空港は、逃亡の懼れがある人物のリストが回覧され、出入りを厳重にチェックしている。「入り鉄砲に出女」ならぬ「入り麻薬に出幹部」といったところか。
 とりわけ目立つのが浙江省温州から逃げ出す企業経営者。この温州商人等は銀行の返済が出来ず、従業員の賃金が支払えず、そのうえ自らの不動産投機の失敗。 直近では内蒙古省オルドスから逃げ出す不動産業者も目立つという。
 有名なケースは、従業員に福利厚生で観光旅行に行かせ、社長は遅れて参加と嘘を言って、社員不在中に工場の財産をあらかた売り払い、机椅子応接セット、コンピュータを中古業者に処分し、さっと海外へ逃げた。
 現在までに判明しただけで80名がドロンし、自殺した経営者がふたり。逃亡先は米国、豪州、カナダ、そしてシンガポール
 北京大学が調査したところ、1999年から2009年までに中国から逃亡した共産党幹部は一万人を超え、海外へ持ち出されたカネは1020億ドルと見積もられるという。
 ただし、09年から現在までに逃亡者は激増しており、公表されない金額は、おそらくこの三倍。  中国政府は積極的に引き渡し条約の拡大を検討しているそうな。
      
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  読者の声 どくしゃのこえ DOKUSHANOKOE 読者之声
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(読者の声)東京裁判で日本侵略者の判決を下してからわずか2年半後の1951年5月3日、その最高責任者であったマッカーサー元帥は、上院軍事外交委員会において、「彼らが戦争に飛び込んで行った動機は、大部分が安全保障の必要性に迫られてのことだったのです」と証言しました。日本の真珠湾攻撃は正当な「自衛権」の行使であることを認めたわけです。
 実は、経済封鎖は戦争行為であることはパリ不戦条約作成者の一人であるケロッグ国務長官が上院軍事外交委員会で明確に認めていました。(何と真珠湾攻撃の丁度13年前の12月7日でした)
 即ち、アメリカの経済封鎖という「戦争行為」に対して日本は自衛権を行使したのです。アメリカの日本に対する戦争行為は経済封鎖に限りませんでした。 アメリカは中国を通じて日本の本土爆撃を行う計画を立てていました。大統領補佐官ロークリン・カリ―(べノナ文書でコミンテルン工作員であることが明らかとなっています)が推進者となって陸海軍合同委員会でまとめた日本本土爆撃計画JB355が大統領に提出されたのは、真珠湾攻撃の5か月前の7月18日でした。
 ルーズベルトはこの日本攻撃計画にOKのサインを7月23日にしました。
 「戦争を起こしたのはアメリカである」(茂木弘道http://hassin.org/01/wp-content/uploads/THE-US.pdfは、『伝統と革新』(たちばな出版)の最近号(第6号)に掲載されたものです。ここにルーズベルトJB355計画に承認のサインをした文書のコピーが載っています。
 アメリカは日本に対する先制攻撃の決定を日米交渉のさなかに行っていたのです。本論文の英訳を発信する会のサイトにアップロードし、また Newsletter で下記の通り海外のマスコミ、学者等4000余にメール送信しました。
 Summary: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/82_S2.pdf
Full text: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/82_S4.pdf (発信する会 茂木弘道
 (宮崎正弘のコメント)本来なら国家がおこなう事業を展開されているご努力に脱帽します。ますますご活躍されますように。
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(読者の声)大東亜戦争開戦、真珠湾攻撃の日に一言述べさせていただきます。東日本大震災で見せた日本人の「危機にあってなお節度ある行動」、「自らの難儀を顧みず周囲を思いやる心」、これが日本人の民族性の本質です。
 自国の苦しみにあってなおアジア諸国の難渋を救おうと立ち上がった日本、決して他の国々を苦しめるために開戦したのではないことを止むに止まれぬ開戦であったことを誰よりも日本人自身に認識していただきたいと願っています。
 ましてや30万人もの人を虐殺するなど日本人の民族性が許さないでしょう。改めて先祖たち、先輩達に感謝し、先人を辱めないことを肝に銘じるべきと思います。(HK生、大阪)
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(読者の声)日米戦争の原因についてアメリカの中国市場や満洲に対する野心があったといわれます。アメリカは1930年代、日中の戦いが続いている間は蒋介石を支援し、上海事変など国民党のデマ宣伝に加担。蒋介石のスポークスマン宋美齢が訪米するや絶大なる人気で中国かわいそう、日本けしからん、の世論をつくりあげていく。ところがヤルタの密約で満洲の利権はソ連のものに、さらにアメリカの支援は国民党から共産党へと変化していく。
 日本敗戦以前から共産党寄りの政策に舵を切る米国、ウェデマイヤーの報告では蒋介石を評価しているのに、マーシャルを中心とする国務省は徹底的に共産党寄りの政策を進める。
 ジョセフ・マッカーシー著「共産中国はアメリカがつくった」を読むと第二次大戦期のアメリカ政府中枢・周辺にいかに「ソ連の友人」が多かったかがわかります。
 中国大使が内定していたウェデマイヤーは中国共産党の反対で赴任できず、国民党軍はアメリカからの補給が途絶えトラックの修理もままならない。大連港はソ連に押さえられ国民党軍は満洲に上陸できない。宋美齢が支援を訴え再度訪米するも冷たくあしらわれる。
 国民党優勢時にはマーシャルに停戦を強要され、その間共産軍はソ連・旧日本軍将校による軍事訓練を受け、膨大な軍事物資を手に入れる。米軍艦艇が共産軍機に攻撃されても文句一つ言わない。それどころかアグネス・スメドレー、オーエン・ラティモアなど、左寄り文化人を利用した共産党賛美の大合唱。
 ウェデマイヤーの中国視察報告書が二年間も放置され、いよいよ国民党が劣勢になるとさすがに米国議会もおかしいと思い蒋介石への支援を議決するのですが、そこは国務省、徹底的に骨抜きにする。戦争が終わり余剰となった武器は格安で払い下げられていたのに、蒋介石への援助物資は通常の5倍から10倍以上の価格とされ、さらに業者選定などに制限が加わり、武器が輸出されるころには国民党は大陸から追い出されていた。

 日米戦争の主因ともいえるハルノートも穏健な「ハル試案」から強硬な「ホワイト試案」に変えられ戦争は決定的となる。そのハリー・デクスター・ホワイトはソ連のスパイとされますが、そのホワイトを擁護するのがアチソン・マーシャルのライン。

 アメリカは中国を失い、さらに朝鮮も失うところだったところマッカーサーが押しとどめる。その極東米軍は補給がままならず、太平洋の島嶼部から遺棄兵器をかき集めたとまでいわれます。日本の補給能力がなければ朝鮮半島は赤化していたことでしょう。
 マッカーサーはマーシャルに操られるトルーマンにより解任。1880年生れのマッカーサーはウェストポイントに首席で入学、抜群の成績で1930年、史上最年少で陸軍参謀総長就任。
 一方、同年生れのマーシャルは出世もおぼつかなく、1933年パーシングに掛け合い、なんとか連隊の司令官に大佐で任命されるも、彼が指揮した一年間で最精鋭部隊であった第8連隊は最悪の部隊に転落したと査定されたことを受けたマッカーサーは、彼の昇任はないとパーシングに伝えた。これが後年、マッカーサーに対する彼の恨みとして残ることになる。
  http://chatky.iza.ne.jp/blog/entry/2232271/
 軍歴に乏しいマーシャルはニューディール政策での失業救済事業で頭角を現し、ルーズベルト夫人の知己を得るなど、末席の取締役が社長になるほどの大抜擢で陸軍参謀総長に就任。数十人の記者の質問を最初に全部聞き、次いで質問者の顔を見ながら、すべての質問に答えるというあたり、頭の回転が早く、議会や新聞記者の受けがよかったとされるところです。米ソの対立といえば欧州戦線のパットン将軍は大戦末期、ソ連の脅威に対しドイツ兵に武器を与えソ連と戦うべき、と主張しました。
 「第六感」と「輪廻転生」を信じていたとされ、実際に死ぬ運命まで予知していたという。
http://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha811.html

『私が朝鮮半島でしたこと』(松尾茂著、草思社刊)
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~asakyu/a_jouhou/a0205_22.html
には昭和21年9月当時の朝鮮半島北部の様子が描かれています。日本の敗戦から一年以上経っても日本円(朝鮮銀行券)が流通し、朝鮮人が中国人農民部落を襲う計画を中国人に伝えるや翌日には中国人農家に「晴天白日旗」が掲揚される。(戦前の朝鮮に中国人農民がいたという話はこの本ではじめて知りました)
 その中国人が言うには、「今はアメリカやソ連などの白人が大手を振るっているが、いずれ東洋は東洋人が治める時がくる。だから日本人を決して粗末に扱ってはいけない」といった内容の演説を蒋介石がラジオでしていたという。蒋介石はヤルタにも呼ばれず、すでに梯子をはずされた状態、蒋介石の胸中や如何。息子がソ連の人質でなければ日本との早期講和もあったかもしれません。
 マーシャルやアチソンがソ連寄りとも思える政策を実行した背景がソ連の工作によるものなのか、それとも当時のアメリカの政治状況で出世に有利だったからなのか、いろいろな見方ができると思います。
 アメリカとソ連の繋がりについてはロシア系ユダヤ人で共産主義者でもあったアーマンド・ハマーが米・ソ要人の多くと個人的に親しく経済的にも大きな利益を得ていたことを思い起こさせます。ソ連崩壊後は米中の接近と対立が繰り返されるような展開ですが、中国の指導者の子弟はみな米国に留学しているし、海外に巨額の財産を逃避させている。米中対立は本当かもしれないし、対立に見せかけた出来レースなのかもしれません。
米中が結託しようが戦争になろうが、どちらもシナリオの一つとして日本が対応できればいいのですが、自民党民主党もまったく心もとない。軍事オタクの石破茂はF2戦闘機のラインを止めてしまったし、民主党は国防政策などないに等しい。
 中国でもバブルがはじけ鉄道建設がストップし、給与不払いにしびれを切らした鉄道作業員が、レールをひっぺがして“差し押さえ”。あるいは流民化した元鉄道作業員による犯罪など治安が悪化しているという。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111202-00000500-sspa-soci
 2012年以降の世界は指導者の交代と経済の混乱、いつどこで内乱や戦争が起こってもおかしくない時代になりそうです。(PB生、千葉)