・マニフェストを腐った心眼でつくられたんじゃ、国民はどう鬱憤を晴らせば良いのか?

・三条 健です。
民主党は「消えた年金」など歴代自民党政権年金問題へのいいかげんな姿勢を追及して有権者の支持を集めたのに、その実、自分たちはもっといいかげんだったというわけだ!
・昨春には試算が出ていたのに、それを都合が悪いからとまた国民の目から丸1年間近くも隠し、隠蔽してきたわけだ!
・「詐欺フェスト」、「政権交代ではなくて政権泥棒だった」、マニフェストつくった奴出てこい!
マニフェストに関しては、江田五月元法相も「心眼でつくった」などと意味不明のことを口走っていた!
マニフェストを腐った心眼でつくられたんじゃ、国民はどう鬱憤を晴らせば良いのか?

〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
民主党が掲げる最低保障年金には消費税7%上げが必要だって!
阿比留瑠比
2012.01.27 Friday
 いまさら民主党衆院選マニフェストのでたらめぶりには驚かないつもりでしたが、昨日の朝日新聞が1面で掲載していた「『最低保障年金』導入なら消費税最大7%分 民主試算」という記事を読み、ほとほとあきれ果てました。
 自民党など野党側は早くから「詐欺フェスト」と呼んでいましたし、最近では民主党の1年生議員からも「政権交代ではなくて政権泥棒だった」と率直な声が聞こえてきますが、まったくその通りだと思います。ひどいものです。
 民主党マニフェストで、払った保険料に応じて受給額が決まる所得比例年金と全額税方式の最低保障年金(月額7万円)を組み合わせた年金改革を約束していましたね。  これに対しては、野党やメディアからも財源はどうするのかという疑問が出ていましたが、民主党はずっと答えずに誤魔化してきました。
 で、私はこの最低保障年金の問題について昨年2月3日のエントリ「マニフェストつくった奴出てこい!と民主党議員」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2139815/)で取り上げています。   このときは、国会で「どのくらいの財源が必要だと考えているのか」と質問された当時の菅直人首相や枝野幸男官房長官が「まだ具体的な数字をこれまで固めていない。(数字は)これまでのところ出していない」などと、しどろもどろの答弁をしたことを紹介しました。
 その上で、この質疑を聞いた桜井充財務副大臣が記者会見で
 「正直言って、アバウトな数字は持っていると思っていた。  あの当時マニフェスト作った人たちに、もう少し説明してもらいたい。  あれは、あの当時、ごく一部の人がつくった。 消費税、だったらどれくらいになるのか」
と驚き、マニフェストづくりの担当者らの説明を求めたことを記したのでした。  マニフェストに関しては、江田五月元法相も「心眼でつくった」などと意味不明のことを口走っていましたが、民主党は「消えた年金」など歴代自民党政権年金問題へのいいかげんな姿勢を追及して有権者の支持を集めたのに、その実、自分たちはもっといいかげんだったというわけです。
 ところが、昨日の朝日の記事によると、民主党の調査会が昨春に試算をつくっており、それは「最低保障年金を導入すると、消費税10%への引き上げとは別に、新たに7%分の増税が必要になる」という内容だったそうです。 しかも、さらなる増税や年金の減額が国民の反発を招きかねないため、公表が見送られたとのことです。
 この試算が菅氏の答弁の前か後かは不明ですし、朝日の記事がすべて正しいのかどうかは分かりませんが、事実だとすると本当にひどい話ですね。  民主党が掲げた最低保障年金に期待して一票を投じた有権者も、そのために7%の消費税上げが必要だと分かっていたらどう考えたことでしょうか。
 しかも、昨春には試算が出ていたのに、それを都合が悪いからとまた国民の目から丸1年間近くも隠し、隠蔽してきたわけです。  先日のNHK番組では、自民党側に「マニフェストは総崩れ」と指摘された前原誠司政調会長が怒って反論していましたが、そもそも怒る資格などありませんね。
 やはり国民にきちんと謝罪して、その上でなお政権にとどまりたいのなら、衆院解散・総選挙でもう一度信を問い直すべきでしょう。このままずるずると民主党政権が続くと、消費税は30%必要だと言い出しそうで怖い。 いやホントに。