・野田佳彦首相は、強力な指導力を発揮し、国会事故調を完了させれる実力があるか?を国内外は見ている。 実力が無いなら首相の座を降りなさい!


・福島事故の調査には政府による事故調査・検証委員会(政府事故調)と国会の調査検証委員会(国会事故調)、民間の立場で調べた独立検証委員会があり
独立検証委員会は報告書を発行したが、罪深く且つ卑怯な東電は聴取を拒否した。
政府事故調は昨年末に中間報告を出したが、怠慢なのは国会事故調だ!   国政調査権を持ち、国権の最高機関に設けられた国会事故調は事故から間もなく1年にもかかわらず、菅氏からの聴取すらできていないという怠慢さだ!
主要諸外国は国政調査権を持つ国会事故調の仕事を待っているが、一向に報告が出て来ない!
・国会事故調は、国政調査権の発動を衆参両院合同協議会に要請し、政府関係者らに強制的に情報開示を求めることができる。  国会に証人喚問し、発言内容によっては偽証罪にも問える。
野田佳彦首相は、強力な指導力を発揮し、国会事故調を完了させれる実力があるか?を国内外は見ている。 実力が無いなら首相の座を降りなさい!


〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
原発事故調 国会の強い権限を生かせ
2012.3.3 03:25 [主張]
 東京電力福島第1原発事故の原因を民間の立場で調べた独立検証委員会報告がまとまり、当時の菅直人首相ら官邸中枢の対応を「稚拙で泥縄的」と批判した。
 福島事故の調査には政府による事故調査・検証委員会(政府事故調)と国会の調査検証委員会(国会事故調)があり、今回が最初の最終報告だ。
 政府事故調は昨年末の中間報告で「官邸内の連携不足」を事故拡大の要因と指摘した。  報告でも、菅氏らの現場への不要な介入が混乱を広げたと「人災」の側面を示唆した点は妥当といえる。
 一方、国政調査権を持ち、国権の最高機関に設けられた国会事故調は事故から間もなく1年にもかかわらず、菅氏からの聴取すらできていないという。人間の記憶は時間とともに薄れる。   事故の原因究明は世界が注目しており、与野党を挙げて調査・検証を急いでもらいたい。
 民間事故調は菅氏らから初めて事情を聴き、意思決定や情報収集における「トップダウン型」の特異な行動が、結果として「不信と介入のスパイラル(悪循環)」を招いたと指摘した。   それが官僚や関連行政機関の混乱と機能不全につながり、官邸の危機管理の脆弱(ぜいじゃく)さも明らかにした。
 その半面、政府の議事録不作成もあって、当事者たちの証言を事実で裏付けるのは難しい。  また今回の報告書で「語られなかった」事実や、菅氏らの具体的責任の追及も必ずしも十分とはいえないなど、問題も少なくない。
 こうした欠落を埋めることが、政府や国会の事故調に委ねられた重大な使命である。
 中でも国会事故調は、国政調査権の発動を衆参両院合同協議会に要請し、政府関係者らに強制的に情報開示を求めることができる。  国会に証人喚問し、発言内容によっては偽証罪にも問える。
 事故調査とは本来、当事者らが話したくないことも聞き出し、裏付けを取って客観的な目で判断しなければならない。  強制力のない民間事故調でさえ菅氏のヒアリングができたのだから、国会事故調にできないはずはない。  とりわけ野田佳彦首相には、強力な指導力を発揮する責務がある。
 4月からは、原子力規制庁経済産業省原子力安全・保安院に代わって発足する方向だ。事故調から多くを学んでほしい。