東南海巨大地震は チリ地震M9.5程度の規模が発生しても 不思議なことでは無い。 何故、日本では 南海トラフ地震をM9.1最大と想定するのか?

・三条 健です。
南アメリカ大陸チリの西海岸沿いには非常に長いペルー・チリ海溝がある。
 ナスカプレート南アメリカプレートとの境界である。ナスカプレート南アメリカプレートに沈み込んでおり、アンデス山脈や周辺の高地の形成に関わっている。
・また、チリ南部付近ではナスカプレートと海嶺を隔てて接している南極プレートが沈み込んでいる。
・チリ付近のプレートも日本付近に酷似していてプレートの挙動は複雑だ! 地球のプレートは全体でパワーバランスが取れている。  チリ付近と日本付近は地球の対称位置にあり、同等規模の巨大地震が発生すると見てよい。
・だから東南海巨大地震は チリ地震M9.5程度の規模が発生しても 不思議なことでは無い。 何故、日本では 南海トラフ地震をM9.1最大と想定するのか?



〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
チリ地震はプレート境界型、日本の東海地震や東南海、南海地震と同じ。そうであれば、どんな前兆があったのか?
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/305.html
投稿者 taked4700 日時 2010 年 2 月 28 日 00:48:47: 9XFNe/BiX575U
 日本では東海地震予知のためにすでに数千億円規模の金が使われている。しかし、その根拠は、
 「東海地震が予知できる可能性があるとする根拠は、東京帝国大学地震学教室の今村明恒主任教授が行っていた静岡県掛川市御前崎間の水準測量から始まった。 今村教授は、宝永、安政地震など、この地域で発生する巨大地震の予知を試みた人である。 その測量を開始したのがちょうど昭和の東南海地震(1944年)が発生する一ヶ月前であった。  地震発生当日も測量を行っていて、この時の測量結果から、地震前日から当日にかけて地震発生時とおなじように御前崎の方が持ち上がる動きが確認できた。  もしも、このような動きが次の東海地震の前に現れれば、現代の観測機器なら確実にとらえられるに違いない。  という考えが基本となって現代の東海地震予知体制がつくられたのである。」http://www.bo-sai.co.jp/toukaijisin.htmより引用
ということなのだ。
 しかし、読めば分かるように、1944年には東海地震は起きていない。
 こんなあいまいな根拠で現実はまだ起きていない地震に対して金を使うよりも、現実に世界の方々で起きてきているM8以上の地震で、どんな前兆現象があったのか、それを調べることをするべきだ。
 少なくと、先行して近隣地区でどの程度の地震があったのか、それを調べて報道することはかなり簡単にできるはずだ。
 日本でも、阪神大震災以来、各地で数年おきにかなり大きな被害を与える地震が起きてきている。  これらの地震浜岡原発のある静岡を襲う東海地震の前兆現象である可能性が高い。
 世界中で起こっている地震の1割から2割は日本で起こっている。
 そして、地震銀座である日本には原発が50基以上あるのだ。
 世界中、どこを見ても、原発地震頻発地区にこれだけの密度で建設されている例はない。
 そして、原発東海地震のようなM8規模の地震が直撃するような事態は世界中どこを見てもまだ起こっていない。  つまり、日本が最初のケースになるはずなのだ。
 耐震設計をしているから大丈夫だと政府や電力会社は言っているが、耐震設計の計算は経験値を用いて行われる。  つまり、このような建物がこのぐらいの地震に襲われると今までの例から言ってこのような被害になり、このような補強をしたら大丈夫だったという経験からそれをシュミレーションして新しく建物を作っている。   しかし、原発が巨大地震に襲われた例は今までないのだ。
 つまり、今行われている耐震設計は単にこのくらいの地震なら原発という特殊な建物がこのような被害を受けるだろうと「想定」したものでしかない。
 だから、中越沖地震の時、柏崎刈羽原発は想定外の被害に見舞われ、原発の原子炉建屋のすぐ外側にある変圧器の土台が1m以上も持ち上がってしまったり、変圧器の絶縁オイルが漏れだして火災を起こしたりしている。中越沖地震はあくまでも活断層が起こした地震であり、東海地震のようなプレート境界型地震ではない。プレート境界型地震のほうがずっと大型なのだ。
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 南アメリカ大陸の西海岸沿いには非常に長いペルー・チリ海溝がある。このうち、パナマ・コロンビア国境付近からチリ南部のタイタオ半島付近まで、海溝全長の8割以上を占めるのが、ナスカプレート南アメリカプレートとの境界である。ナスカプレート南アメリカプレートに沈み込んでおり、アンデス山脈や周辺の高地の形成に関わっている。
 タイタオ半島沖からイースター島付近までは、太平洋の海底を南北に拡大させているチリ海膨(勾配が緩やかな海嶺)によって、南極プレートと接している。イースター島付近からガラパゴス諸島付近までは、太平洋の海底を東西に拡大させている東太平洋海嶺によって太平洋プレートと接している。
また、ガラパゴス諸島付近からコスタリカパナマ国境付近までは、太平洋の海底を南北に拡大させているココス海嶺によって、ココスプレートと隔てられている。
なお、イースター島付近にはファンフェルナンデスプレート、イースター島の北北西沖800km付近にはイースタープレートというそれぞれ小さなプレートがあり、これもナスカプレートと接している。この2つのプレートは、海嶺に囲まれていて複雑な動きをしている。
コロンビアからチリにかけての太平洋岸はペルー・チリ海溝となっている。ここでは、ナスカプレート南アメリカプレートに向かって東方向に沈み込んでいる。また、チリ南部付近ではナスカプレートと海嶺を隔てて接している南極プレートが沈み込んでいる。
また、フエゴ島の西でスコシアプレートと接している。フエゴ島南岸からはトランスフォーム断層、西経50度付近から東では衝突型境界(非海嶺型)に変わり、サウスサンドウィッチ諸島付近ではサウスサンドウィッチ海溝に変わる。サウスサイドウィッチ諸島南端から東は南極プレートと接しており、ここは大西洋南極海嶺と呼ばれている。
大西洋南極海嶺は本初子午線(0度)付近でアフリカプレートとの三重点に達する。これより北側はアフリカプレートと接しており、大西洋中央海嶺をなしている。大西洋中央海嶺は北緯15度付近で南アメリカ・北アメリカ・アフリカプレートの三重点となり、それより西側は北アメリカプレートと接する部分になる。
リーワード諸島付近まで来るとそれより南は海溝となる。この海溝はトバゴ島付近まで続き、そこから東向きのトランスフォーム断層に変わる。カラカスの北で境界線は向きを北西に変え、オランダ領アンティルの北方沖からパナマ・コロンビア国境付近までは海嶺や沈み込み帯となっている。リーワード諸島からパナマ・コロンビア国境地帯まではカリブプレートとの境界である。