・北朝鮮は日本の都市に通常弾頭の弾頭ミサイルを撃ち込むか、あるいは日本の港に爆弾搭載の船舶を突入させるか?

北朝鮮は局地の軍事衝突で敵に最大限の被害を与えて、できるだけ早く交渉に持ち込むことを狙うだろう。  
・その交渉で米国、韓国から経済的な援助や外交的、政治的な譲歩を最大限、獲得しようとする。
北朝鮮が局地的な攻撃を加え、韓国側が反撃に出た際、北朝鮮の巧妙なエスカレート作戦は日本を巻き込むことだろう。 
北朝鮮は日本の都市に通常弾頭の弾頭ミサイルを撃ち込むか、あるいは日本の港に爆弾搭載の船舶を突入させるか?

〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
北朝鮮は日本をどう攻撃するか
古森義久  2013.04.05
 いまの北朝鮮の軍事挑発は日本をもその標的にすると公言しています。そんな事態が実際に起きるのか。 アメリカの専門家たちはきわめて具体的な予測を明らかにしています。
<<日本をも標的とする北朝鮮 そのとき自衛隊は反撃できるのか>>
 「第1に、北朝鮮の新最高指導者の金正恩第一書記が軍部の忠誠と信頼を強めるために、『先軍』政策(編集部注:すべてにおいて軍事を優先させる政 策)を過激化させていることが考えられる。 北朝鮮の政権は普通の共産主義政権と異なり、個人崇拝のカルト的な要素が強いため、軍部の絶対服従が不可欠とな る。 そのために軍部の最強硬派の求める路線を推進する構えを取っていると見られる。
 第2には、北朝鮮は対外的に経済的利益を増やそうとして軍事強硬路線を取っている可能性がある。 1つには、北朝鮮が輸出できるごく少数の生産物というのは兵器や軍事技術だけであり、核やミサイルの開発促進はその目的に合う。  イランやシリアという無法国家への軍事技術や兵器の輸出は、軍事強硬路線に より質量ともに拡大できるという計算が窺える。  さらには、好戦的な軍事恫喝により威圧を受けた相手から経済援助をとりつけるという実績を北朝鮮は古くから重ねてきた」
 では北朝鮮はこの好戦的な言辞から具体的にどのような軍事行動を取るに至るのか。リグネットの報告は次のような趣旨の見通しを述べる。
 「北朝鮮はまず韓国の艦艇に攻撃をかける可能性が高い。  同時に前回の延坪島への砲撃のような地上への限定的な攻撃をかけ、韓国側からの反撃による、より規模の大きい軍事衝突をも覚悟している気配がある。  北朝鮮は韓国や米国との全面戦争は望まない。  とはいえ、局地の軍事衝突で敵に最大限の被害を与えて、できるだけ早く交渉に持ち込むことを狙うだろう。  その交渉で米国、韓国から経済的な援助や外交的、政治的な譲歩を最大限、獲得しようとする」
■日本が反撃すると韓国が反発?
 しかし日本にとって注目せざるを得ないのはリグネット報告書の以下の骨子の記述だった。
 「北朝鮮が局地的な攻撃を加え、韓国側が反撃に出た際、北朝鮮の巧妙なエスカレート作戦は日本を巻き込むことだろう。 日本の都市に通常弾頭の弾頭ミサイルを撃ち込むか、あるいは日本の港に爆弾搭載の船舶を突入させるという方法が考えられる。(つづく)