・ハト・カン民主党政権にノウを突きつけた総選挙の惨敗を忘れたかの様な選挙戦術には、思考停止というよりほかはない。

・ハト・カン民主党政権にノウを突きつけた総選挙の惨敗を忘れたかの様な選挙戦術には、思考停止というよりほかはない。
・「江島氏を加えて長州シックスにしてください!」
・平岡氏は「安倍首相の言う『日本を取り戻す』は戦前の日本だ。国防軍にして軍事大国の道を歩もうとしている」と70年安保にタイムスリップしたかのようなアナクロ演説。  これには街宣車近くに陣取った民主党支持者さえ首をかしげていた。



〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
アナクロ演説に終始した平岡元法相  
古澤襄   2013.04.29
 参院山口選挙区補欠選挙の惨敗を民主党はどう受け止めているのだろうか。 もともと勝てる選挙でなかったと言ってしまえば、それまでだが負けっぷりに問題がある。
 敗軍の将・平岡元法相は選挙戦で「安倍首相の言う『日本を取り戻す』は戦前の日本だ。 国防軍にして軍事大国の道を歩もうとしている」と70年安保にタイムスリップしたかのようなアナクロ演説に終始した。
 それに菅直人元首相が”脱原発”のデモ隊約300人を率いて頻繁に応援。 ハト・カン民主党政権にノウを突きつけた総選挙の惨敗を忘れたかの様な選挙戦術には、思考停止というよりほかはない。
 これで参院選に臨めば、民主党は歴史的な惨敗を喫するのではないか。
参院山口選挙区補欠選挙の投開票が28日に迫る中、安倍晋三首相(自民党総裁)は21日、就任後初めて地元・山口県に入り、西端の下関市から東端の岩国市まで180キロを疾風のごとく駆け抜けた。  民主党海江田万里代表、菅直人元首相も相次いで山口入りしたが、長州での「安倍旋風」のすさまじさにたじろぐばかりだった。
 午前10時、首相の遊説のスタート地点となった下関市の複合施設「シーモール」は4月下旬とは思えぬ寒風が吹きすさんだが、支持者ら約3千人が空中回廊まで埋め尽くした。 首相は感無量という表情でこう切り出した。
 「6年前、首相を投げ出し、日本中から厳しい批判を受けましたが、皆さんは『頑張れ』と温かい言葉をかけてくれました。  あれほどうれしかったことはありません。  私は1度死んだ政治家ですが、みなさんの言葉で蘇ることができました。 本当にありがとうございました…」
 首相が深々と頭を下げると割れるような拍手。 「だからこそ期待に応える責任がある。 あの維新で先頭になったのは長州勢なんです。  長州から日本を取り戻そうじゃありませんか!」と呼びかけると、さらに拍手は大きくなった。
 山口市の山口商工会議所前では、高村正彦副総裁、河村建夫選対委員長、林芳正農水相岸信夫衆院議員−と県選出の自民党国会議員がずらりとそろい踏み。 首相は自らを含めて「長州ファイブ」と命名した上で、赤いジャンパー姿で横に立つ自民公認候補の元下関市長、江島潔氏(56)=公明推薦=の肩を叩き、こう訴えた。 「江島氏を加えて長州シックスにしてください!」
 集まった支持者は約5千人。 ある男性は「山口市でこれほどの人出があったのは(ロンドン五輪の卓球女子団体で銀メダルを獲得した)石川佳純さんのパレード以来だ」と語った。
 実は半時間前、菅氏が脱原発のデモ隊約300人を率いて、遊説会場前を通過する珍事があったが、「あれが元首相か…」「政権が変わってよかった」と眉をひそめるばかりで、だれも動じることはなかった。
 首相は宇部、周南、徳山の3市でも遊説したが、どこも黒山の人だかり。
 首相はかねがね「長州に帰るといつもパワーをもらえる」と漏らしてきたが、改めて実感したに違いない。
 一方、海江田氏も21日、元民主党衆院議員で元法相の平岡秀夫氏(59)=民主、みどりの風推薦=とともに萩や下関など4市を回った。
 「今の円安株高は短期的にすぎません。 若い人が就職、結婚し、人並みの生活ができるようになることが永続的なデフレ脱却につながる。  みなさん、そうじゃありませんか!」
 海江田氏はこう語りかけたが、場所は首相の本拠地・下関。  集まった約200人は遠巻きに眺めるばかりで拍手もまばらだった。
 平岡氏に至っては「安倍首相の言う『日本を取り戻す』は戦前の日本だ。
 国防軍にして軍事大国の道を歩もうとしている」と70年安保にタイムスリップしたかのようなアナクロ演説。  これには街宣車近くに陣取った民主党支持者さえ首をかしげていた。
 さすがの海江田氏もあきれたのか、報道陣の取材に手応えを聞かれると「まだまだ平岡氏の知名度は浸透していないと感じました」と言葉少な。
 選挙戦の行方が国政にどう影響するかを問われると「それは終わってから話します!」と言って取材を打ち切った。(産経)>