次第に日本人は、その嘘や歪曲を正すことに疲れ、根気を失ってしまった。

・具体的に日本人がいかにコントロールされたか?
 のGHQ特製の歴史歪曲装置の一つの実例は以下だ!
終戦から4カ月後の12月9日、日本人が未だ虚脱状態にあったときにGHQによって『眞相はこうだ』という10回シリーズの番組が放送された。
・12月8日、つまりその4年前に大東亜戦争が開戦した同じ日、GHQは全国すべての新聞に「連合国総司令部の記述せる太平洋戦争史」を一斉掲載させた。
・ラジオ番組も新聞記事もその内容はズバリ、悪逆非道な日本国による悪しき侵略戦争である、アメリカから見た「太平洋戦争」を、さも日本人が自ら書いたかのような体裁にして日本人に教え、浸透させようとしたものだ!
・「アメリカは善、日本は悪」という構図を、繰り返し繰り返し、さまざまなパターンで、刷り込もうとしたものだった。
・日本を支えてきた伝統や価値観が全面的に否定され、日本国の罪が一方的に糾弾されることに、当時の日本人は決して沈黙していたわけではなかった。 強い拒絶反応を示したのだ!
・まことに残念ながら、アメリカによる悪意と欺瞞の情報洪水が続くなか、次第に日本人は、その嘘や歪曲を正すことに疲れ、根気を失ってしまった。





〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
●GHQ特製『真相はこうだ』という歴史歪曲装置
  年配の読者には懐かしく感じられるかもしれない「装置」の一つを取り上げ、具体的に日本人がいかにコントロールされたかの実例をあげよう。
  終戦から4カ月後の12月9日、日本人が未だ虚脱状態にあったときにGHQによって『眞相はこうだ』という10回シリーズの番組が放送された。 時間帯は日曜日の午後8時から30分というゴールデンタイム、NHKラジオ第一・第二の同時放送という周到さで(再放送を含めると何と週に5回)、そこには日本人を徹底的に“洗脳”してやろうという執念が表れていた。
  電波媒体だけではない。『眞相はこうだ』の第1回放送前日の12月8日、つまりその4年前に大東亜戦争が開戦した同じ日、GHQは全国すべての新聞に「連合国総司令部の記述せる太平洋戦争史」を一斉掲載させている。これは17日までの10日間にわたって続いた。
  『眞相はこうだ』の放送は翌年2月まで続き、そのあと『眞相箱』という番組に引き継がれ、さらには『質問箱』と名称を変えて同種の番組は、昭和23年8月まで約3年にわたって続けられた。
 GHQ民間情報教育局によって編まれた『眞相箱』の台本も昭和21年8月25日に発行されており、それには「太平洋戦争の政治・外交・陸海空戦の眞相」というサブタイトルが付いている。
  ラジオ番組も新聞記事もその内容はズバリ、悪逆非道な日本国による悪しき侵略戦争である、アメリカから見た「太平洋戦争」を、さも日本人が自ら書いたかのような体裁にして日本人に教え、浸透させようとしたものである。
  まさにこれでもか、これでもかというように、日本はいかに悪い国で、好戦的で、愚かで、平和を追求するアメリカの努力を認めずに戦争に突っ走ったか。
 これほど酷い、これほど国民に嘘をついた日本軍と日本政府から日本国民を救い出すために、“正義の国アメリカ”がどれほど努力をしたか──という「アメリカは善、日本は悪」という構図を、繰り返し繰り返し、さまざまなパターンで、刷り込もうとしたものだった。
  当初、NHKに舞い込む日本人の投書は番組への非難や反発ばかりだったという。
 日本を支えてきた伝統や価値観が全面的に否定され、日本国の罪が一方的に糾弾されることに、当時の日本人は決して沈黙していたわけではなかった。強い拒絶反応を示したのである。だが占頷下では、GHQに関する報道は厳しく制限され、番組が占領軍の制作であることも知らされていない。
  まことに残念ながら、アメリカによる悪意と欺瞞の情報洪水が続くなか、次第に日本人は、その嘘や歪曲を正すことに疲れ、根気を失ってしまった。   <亡国日本への怒りの直言>