・いら立ちを強めた米側が今回、中国人民解放軍の将校5人を刑事訴追する法的手段に出た。

・ホルダー米司法長官は19日、原子力太陽光発電や金属分野の米大手企業にサイバー攻撃を仕掛け、商業機密を盗んだとして、中国人民解放軍の将校5人を刑事訴追した。
・将校5人は上海を拠点とする人民解放軍のサイバー部隊「61398部隊」に所属。
・5人は、米原子力大手ウェスチングハウス、鉄鋼大手USスチール、アルミ大手アルコアなど米企業5社と労働組合1団体を標的に、コンピューターシステムへの侵入を試みるハッカー行為に及んだ。
・いら立ちを強めた米側が今回、中国人民解放軍の将校5人を刑事訴追する法的手段に出た。







〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
米 中国軍将校5人を訴追    
古澤襄  2014.05.20
サイバー攻撃で産業スパイ−
<【ワシントン時事】ホルダー米司法長官は19日、原子力太陽光発電や金属分野の米大手企業にサイバー攻撃を仕掛け、商業機密を盗んだとして、中国人民解放軍の将校5人を刑事訴追したと発表した。
 米国がサイバー技術を使った産業スパイ容疑で外国当局者を訴追したのは初めて。
 司法省によれば、将校5人は上海を拠点とする人民解放軍のサイバー部隊「61398部隊」に所属。5人は、米原子力大手ウェスチングハウス、鉄鋼大手USスチール、アルミ大手アルコアなど米企業5社と労働組合1団体を標的に、コンピューターシステムへの侵入を試みるハッカー行為に及んだ。
 米政府は、昨年創設した米中作業部会や、オバマ大統領と習近平国家主席の首脳会談などを通じ、産業スパイ対策を取るようたびたび中国側に求めてきた。
 だが中国は、米国家安全保障局(NSA)による情報監視活動を挙げ、「中国はサイバー攻撃の被害者だ」と主張。
 いら立ちを強めた米側が今回、法的手段に出たことで、中国の反発は必至だ。(時事)>