・中国と韓国からの売春婦のNZへの出稼ぎ入植で、従来の「売春相場」を破壊する売春ダンピングまで始めたのだ!

・人口僅か430万人のニュージーランドに年間250万人もの観光客が押し寄せる。
・移民政策に寛容な与党・労働党が劣勢で、NZが激変の最中である。
 国民党、NZファースト党など「野党連立」に戻る情勢らしい。
政治地図が塗り変わると予測されている。
・中国がカネにあかせて不動産投機をはじめた。さらにはNZの資源企業を次々に買収し、不評を買う。
・留学生問題とは? 将来の移民目的で、中国から二万五千以上、次が韓国からの留学が多い。
・中国と韓国からの売春婦のNZへの出稼ぎ入植で、従来の「売春相場」を破壊する売春ダンピングまで始めたのだ!
・長期的にみれば、中国移民がふえ、中国資本が増えていくとどういう結末になるか? このままでは、NZは中国人と韓国人であふれる。







〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
牧畜と農業でのんびりできた時代は終わった   
宮崎正弘  2014.07.04
ニュージーランドも大量の移民を抑制へ 秋の総選挙へ向かう政局

 ニュージーランド(以下、NZと略す)は人口僅か430万人。七割が白人、15%が原住民、のこりがアジア、ポリネシア系。この人口小国に年間250万人もの観光客が押し寄せる。(人間ってのんびりしたいんだなぁ)
 したがってツーリズム産業、英語留学の教育ビジネスが強いのも頷ける。
 ガリポリの闘いで共闘した豪とNZは特殊な絆で結ばれている。アンザス同盟である。ガリポリアナトリア半島に位置し、1915年連合国は、ここへ上陸を試みた。
ガリポリ記念日」(4月25日)は豪と共通の祝日。各地で軍事パレードが開催される。ガリポリはトルコ沿岸、ここへオスマントルコとの戦争で両国ははじめて国際的な海外派兵を行った(戦果は上陸情報を先にトルコ側に読まれて待ち伏せされ、大負けだったが)。
 そのNZが激変の最中である。
  移民政策に寛容な与党・労働党が劣勢、9月20日に予定されている総選挙では国民党、NZファースト党など「野党連立」に戻りそうという情勢らしい(ウォールストリート・ジャーナル、7月4日)。
EU諸国がEU議会選挙で演じられた保守政党の大躍進に似て、政治地図が塗り変わるだろうと予測されている。
  第一に不動産価格の急激な値上がりが経済にひずみをもたらしており、政治問題化しつつあることだ。 海外からの投資移民ルールは、豪、カナダなどに準拠するが、この制度を活用して夥しくやってきたのは、言うまでもないが中国と韓国だった。
  第二に投資移民問題にも繋がるが、とくに中国がカネにあかせて不動産投機をはじめたこと、さらにはNZの資源企業を次々に買収し、不評を買う。
  第三に留学生問題がある。中国から二万五千以上、次が韓国。三番手は日本だが、なぜ日本がズーズー弁の英語のくにに語学留学するのか、よく分からない。中韓の留学は将来の移民目的である。
  第四にNZの婦人層にも悪印象をあたえたのは、中国と韓国からの売春婦の出稼ぎ入植で、従来の「相場」を破壊するダンピングまで始めたのだ。
 こうして海外からの観光客大歓迎、しかし怪しげな移民は歓迎できないとして移民の制限を訴える野党(保守系)の人気が回復している。

▲かくてNZにも周回遅れのナショナリズム、移民排斥の空気
  有力紙「ニュージーランド・ヘラルド」に寄稿したチャイナ・ウォッチャーのディビッド・シャンドーは「NZ国民は中国への対応が純朴すぎる上、近視眼的で貿易、経済のみにしか関心がなかった。長期的にみれば、中国移民がふえ、中国資本が増えていくとどういう結末になるか、考えるべきではないか」とした(同紙、7月4日)。
  現実にNZの不動産価格は年率10%の値上がりでオークランド市内ではlDKのマンションが5500万円もするようになり、若者たちは「とても手が出ない」と不満の声を上げ始めた。

 フランスで国民戦線が、英国で「英国独立党」が飛躍したように、突然NZ政治に吹きはじめた嵐はナショナリズムである。