・家庭に於ける母と主婦の存在を軽視して、「日本」を存続させてゆくことはできない。

・今や、世界で孤立しているのは中国と韓国だ!
・世界の独立主権国家が当然に有する自衛権を当然に行使する国家であることを、ようやく、日本は世界に示した。
・日本の戦後体制の異常性からみれば大きな功績と言える。
・民族移動が繰返され形成された地域(欧州)と、欧州からの移民が原住民を殺戮して造った地域(アメリカ大陸)、諸民族相互の殺戮による興亡が繰返された中国大陸や多民族の入り乱れた地域。
・これらの地域の国々と、四方を海で囲まれた日本列島の中で神代の昔から一貫して万世一系天皇を戴いてきた日本は文化と文明が異なる。
・他地域から日本への移民増大は、確実に我が国を「日本」でなくしてゆく最大の国難だ! 日本への移民増大は断固阻止せねばならない。
・主婦が全て外で働けば、GDPが上がるとの説を唱えている愚か者がいるが、これは「真の豊かさとは何か」も理解できない唯物論的妄想だ!
・家庭に於ける母と主婦の存在を軽視して、「日本」を存続させてゆくことはできない。









〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
真の国難の観点から憂慮すること   
西村眞悟  2014.07.12
 安倍総理大臣と内閣は、我が国の外交と国防に関し、堅実に歩を進めて功績を積み重ね、前の民主党政権の悪夢とは、隔世の感がする。 賞賛すべきである。
外交においては、中国と韓国との首脳会談をしていないことが何よりの業績である。 そのことによって、今や、世界で孤立しているのは中国と韓国ではないか。
  国防においては、我が国が、世界の独立主権国家が当然に有する自衛権を当然に行使する国家であることを世界に示した。
 これは、世界の常識からみれば当たり前のこととはいえ、我が国の戦後体制の異常性からみれば大きな功績と言わねばならない。まことに見事である。
 さは、さりながら!この安倍総理の業績は、いわば「古典的な国難」に関するものではなかろうか。
  即ちそれは、独立主権国家を前提として、この国家が主体的に「目に見える国難」に対処して、それを克服する為の外交と国防だと言えよう。
 しかしながら、現在における国難は、この「目に見えるもの」だけであろうか。
 現在の我が国に対する脅威即ち国難は、「古典的な国難」だけではなく、我が国の「独立主権国家」としての存在それ自体を希薄化させる「目に見えないもの」ではなかろうか。よって、この観点から、憂慮すべきことを述べる。
 そもそも「国難」を克服するというとき、我が国が独立主権国家即ち「日本」であることを当然の前提としている。
 従って、この当然の前提たる「日本」を「日本」で無くする流れと動きは、まことに真の脅威・国難だといわざるを得ない。
  先の民主党政権が、我が国にとって「悪夢」であったのは、まさに、この政権が我が国にとっての真の国難を呼び込み続けたからである。
  国家を否定し嫌悪するかの如く「国民というより市民といいたい」と言ったり、中国や朝鮮との国境を無くす「東アジア共同体」を提唱したりした人物や、コミンテルン第三インター)のフロントが総理の地位にいた。
 これこそが、「悪夢の正体」であり、この「悪夢」に国民の大きな支持が集まり、民主的手続きで堂々と総理の地位につけてしまう大きな流れこそ、「国難の正体」であった。
 そして、この「国難の正体」こそ「グローバリゼイション」そのものである。
  十九、二十世紀の妖怪は、インターナショナリズムであった。現在の妖怪は、グローバリズムである。
 インターナショナリズムの中心はモスクワであり、共産党が国家や人民の上にあってそれらを独裁的に統一支配する体制である。
 グローバリズムの主役は、主にニューヨークや欧州主要都市を拠点とする国際銀行や多国籍企業体であり、人、物、金の国境を越えた(国家を無視した)移動と流通を確保することによって、世界を自由市場経済体制一色で塗りつぶそうとする運動である。
 両者は、国家を認めず唯物主義であることにおいて共通している。
  安倍内閣は、冒頭に述べたように、確かに「目に見える国難」に対処するための外交と国防で賞賛すべき功績を挙げつつある。
 しかし、「目に見えない国難の正体」、即ちグローバリズムに対する危機感を欠落させている恐れがあると憂慮せざるを得ない。
 この度の通常国会終盤において、安倍内閣は、日本を日本たらしめている要(かなめ)に関して意識が希薄ではないかと感じた。
 それは、「我が国における移民の増大に対する危機感の欠落」と、「日本民族の心情と伝統の継承において家庭の母親及び主婦が果たす決定的な役割に対する無知」を感じさせたからである。

 ゲルマン諸部族の民族移動が繰り返される中で形成された地域(欧州)と、そこから流れ出した移民が原住民を殺戮して造った地域(アメリカ大陸)、また諸民族相互の殺戮による興亡が繰り返されてきた中国大陸や多民族の入り乱れた地域。
 これらの地域の国々と、四方を海で囲まれた日本列島の中で神代の昔から一貫して万世一系天皇を戴いてきた我が国は文化と文明が異なる。
  従って、我が国における他の地域からの移民の増大は、確実に我が国を「日本」でなくしてゆく。
 これこそ、最大の国難である。さらに、家庭に於ける母と主婦の存在を軽視して、「日本」を存続させてゆくことはできない。
主婦が全て外で働けば、GDPが上がるとの説を唱えている者がいるが、これは「真の豊かさとは何か」も理解できない唯物論的妄想である。

以上、「日本を取り戻す」という標語が単なる掛け声ではないのならば、安倍内閣は具体的に何を為すべきなのか。「真の国難」とは何か、「国難の正体」とは何か、このことを理解せずして政治の責務は果たせない。命を懸けて大切なのは、「この国」ではない。「日本」だ。「この日本」を維持し永続させる為には何を為すべきなのか。このことを直視しなければ、この厳しいグローバリゼイションの流れの中で、政治の責務は果たせない。