公海上空でアメリカの対潜哨戒機P8は中国側から8回にわたって退去警告を受けた。

南シナ海上空で米軍機に警告
・中国が岩礁埋め立てを進める南シナ海の海域で、対潜哨戒機P8は中国側から8回にわたって退去警告を受けた。
・米国がスプラトリー(中国名・南沙)諸島のファイアリクロス(同・永暑)礁などの大規模埋め立てに反対し、監視していることを中国側に知らせる必要がある。
・中国側が「外国軍機」に対し即時退去を求めるたびに、P8の操縦士らは公海上を飛行していると応じたとしている。









〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
2015.5.21 15:29更新
「こちらは中国海軍、退去せよ」…南シナ海上空で米軍機に警告 CNNが映像公開
 「こちらは中国海軍。退去せよ」。米CNNテレビは20日、中国が岩礁埋め立てを進める南シナ海の海域で米軍機に同乗取材した際の映像を公開した。
取材班が同日乗った対潜哨戒機P8は中国側から8回にわたって退去警告を受けた。
 これに関連してハーフ国務省副報道官は20日のCNNの番組で、米国が大規模埋め立てに反対し、監視していることを中国側に知らせる必要があると述べた。
 スプラトリー(中国名・南沙)諸島のファイアリクロス(同・永暑)礁などの大規模埋め立ての鮮明な映像も公開。
 管制塔や滑走路、レーダー施設などとする施設を映し出した。
 米軍搭乗員は「軍の施設のように見える」と話した。
 周辺海域には中国海軍の多数の艦船が見えたという。
 中国側が「外国軍機」に対し即時退去を求めるたびに、P8の操縦士らは公海上を飛行していると応じたとしている。
 近くには米民間機も飛行していたという。(共同)