・日本では 英語は必要に迫られていない。

・最初に覚えたフレーズは、「ドント・タッチ・ミー(私に触れるな)」
・言葉は、自分の身を守る最大の武器だ!
・英語上達の秘訣(ひけつ)は何か。 達人たちは口をそろえて、「必要にせまられて」と答える。
・日本では 英語は必要に迫られていない。




〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
2015.6.9 05:04更新 【産経抄】 英語上達の秘訣 6月9日

 米国に滞在経験のある知人から聞いた話である。3歳になったばかりの娘さんは、日本人が一人もいない保育園に入れられた。
 聞いたことのない言葉に囲まれて、入園当初は、涙、涙の毎日である。
 ▼ところが数日後には、英語の単語が口から出てきた。
 最初に覚えたフレーズは、「ドント・タッチ・ミー(私に触れるな)」である。言葉は、自分の身を守る最大の武器だと、知人は改めて納得したという。
 ▼電車の中で、英会話学校の広告が目立つ。
 どうやら東京五輪を5年後に控えて、再び英語ブームがやってきたようだ。文部科学省は、中高生の英語力を上げるために平成31年度から、全国の中学3年生を対象に新しいテストを導入するという。
 ▼英語上達の秘訣(ひけつ)は何か。達人たちは口をそろえて、「必要にせまられて」と答える。
 なるほど料理において、空腹が最高のソースであるのと、似た理屈である。その最たる例が、米ブロードウェー・ミュージカル「王様と私」に主演している渡辺謙さん(55)かもしれない。
 ▼30代で白血病を克服した渡辺さんは、2003年に公開されたハリウッド映画「ラストサムライ」への出演で、初めて英語と向き合った。
 特訓の成果もあって、今や国際俳優の地位を確立している。その渡辺さんにも、大変な重圧がかかっているはずだ。
 ▼英語の台詞(せりふ)だけではない。歌と踊りを含めた究極の演技が、目の肥えた観客の前で求められる。
 かつて王様を演じた名優、ユル・ブリナーとも比較される。
 無謀にも思えた挑戦が、米演劇界最高の栄誉であるトニー賞へのノミネートという形で報われた。
 惜しくも、主演男優賞受賞は逃したが、公演は7月まで続く。渡辺さんの英語は、ますます磨かれていくだろう。