・「中国は(米国のコンピューターシステムの)すべてに不正侵入しようと試みており、防衛関係の請負業者などの商業機密や、大量の政府情報を盗んでいる」と強調

・中国による南シナ海での人工島造成と軍事拠点化、米国に対するサイバー攻撃を厳しく批判。
・「中国に対しては十分に用心深くなければならない。中国の軍事力は急速に増大している」との強い警戒感
南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で「軍事施設を構築しつつあり、フィリピンのような米国と(相互防衛)条約を結ぶ(同盟)諸国の脅威となっている」と非難
・「中国は(米国のコンピューターシステムの)すべてに不正侵入しようと試みており、防衛関係の請負業者などの商業機密や、大量の政府情報を盗んでいる」と強調







〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
クリントン氏「同盟諸国の脅威」と中国批判   
古沢襄   2015.07.05
サイバー攻撃にも踏み込み「政府情報盗んでいる」
 【ワシントン=青木伸行】来年の米大統領選の民主党最有力候補、クリントン国務長官は4日、ニューハンプシャー州で開かれた選挙集会で演説し、中国による南シナ海での人工島造成と軍事拠点化、米国に対するサイバー攻撃を厳しく批判するなど、外交・安保問題にこれまで以上に踏み込んだ。
 クリントン氏はまず、「中国に対しては十分に用心深くなければならない。中国の軍事力は急速に増大している」との強い警戒感を示した。
 そのうえで、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で「軍事施設を構築しつつあり、フィリピンのような米国と(相互防衛)条約を結ぶ(同盟)諸国の脅威となっている」と非難した。
 サイバー攻撃については「中国は(米国のコンピューターシステムの)すべてに不正侵入しようと試みており、防衛関係の請負業者などの商業機密や、大量の政府情報を盗んでいる」と強調し、中国政府が直接、関与しているとの認識を強くにじませた。

  一方、欧米など6カ国との協議が大詰めを迎えているイランの核問題にも言及し、「強力で検証可能な合意を望んでいる」と指摘。
  同時に、「合意が得られたとしても、イランの攻撃性を絶つことにはならないだろう。イランはテロ支援国家、中東地域内外の不安定要因、イスラエルの脅威であり続ける」と懐疑的な見方も示し、オバマ政権との「違い」を打ち出した。(産経)