・憲法9条という名の竹光が日本を守ってきたと、本気で信じている人が、まだ相当数いるのが、怖い!

・竹光(たけみつ)であることを明かした瞬間、善右衛門が豹変(ひょうへん)し、刀を抜いて清兵衛に襲いかかる。
・読者の恐怖心をあおる記事を書くメディアは、信用できない。
・中国に、鞘から刀を抜かせてはならない。つまり、抑止力を強化するためには、集団的自衛権の行使を可能にする法律が絶対に必要だからだ。
・野党が意図的に論点を横道にそらせて、議論を紛糾させてきた。
・中国が東シナ海日中中間線付近で、軍事転用が可能なガス田の海洋プラットホームを拡大している事実を政府はなぜ伏せたままで法案を動かしたのか?
憲法9条という名の竹光が日本を守ってきたと、本気で信じている人が、まだ相当数いるのが、怖い!








〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
2015.7.16 05:04更新 【産経抄
竹光では守れない 7月16日

 海坂藩の下級武士の清兵衛は、上意討ちの討っ手として、一刀流の使い手、善右衛門の屋敷に乗り込んだ。 しかし、相手に戦う意思はない。
 そのうちなぜか、お互いの亡妻の思い出話になる。
▼心を許した清兵衛がつい、葬式代に困って刀を売り、竹光(たけみつ)であることを明かした。次の瞬間、善右衛門が豹変(ひょうへん)し、刀を抜いて清兵衛に襲いかかる。
 山田洋次監督『たそがれ清兵衛』の映画史に残る、決闘シーンである。

衆院平和安全法制特別委員会は昨日、安全保障関連法案の採決を行い、与党の賛成多数で可決した。
 一部の夕刊には、抗議の意味を込めて、「採決強行」の見出しが躍っていた。
 今日の朝刊にも、「戦争への道が開かれた」などと、読者の恐怖心をあおる記事が載っているだろう。

▼小欄は、法案可決を断固支持する。
 日本にとって、最大の軍事的脅威である中国に、鞘から刀を抜かせてはならない。つまり、抑止力を強化するためには、集団的自衛権の行使を可能にする法律が絶対に必要だからだ。

▼確かに国民の間で、法案への理解が進んでいるとはとてもいえない。安倍晋三首相も認めている。ただそれは、「徴兵制」や「憲法論」など、野党が意図的に論点を横道にそらせて、議論を紛糾させてきたからだ。

▼政府与党側も、中国を刺激するのを恐れて、脅威の実態を国民に伝えてこなかったきらいがある。中国が東シナ海日中中間線付近で、軍事転用が可能なガス田の海洋プラットホームを拡大している事実も、なぜか伏せられてきた。

 ▼左寄りの人が多い、テレビのコメンテーターの発言や世論調査の結果から、改めて思い知る。憲法9条という名の竹光が日本を守ってきたと、本気で信じている人が、まだ相当数いるらしい。