・「平和ボケ」を通り過ぎている野党には「ウンザリ」だ!

・自国を守る力を無くした国がどういう末路をたどったのか、「戦争法案」と言っている野党は歴史を学べ!
・「平和ボケ」を通り過ぎている野党には「ウンザリ」だ!
・安保法制をめぐる疑問点は 
① 「グレーゾーン事態」への対処で、政府は自衛隊の治安出動や海上警備行動などの発令に、閣僚の了解を電話で取り付ける閣議決定方式を導入したが、緊急時に閣議決定をしている余裕など無い?
② 海保の役割も再考する必要がある。グレーゾーン事態では、一部の海上自衛官海上保安官として活動できる仕組みを導入するべきだ!
 もちろん海保の指揮下に入った海上自衛官は軍隊としてではなく、警察組織の教育を受けた上で、その範囲内で行動する。海自艦艇も海保の巡視船として任務に当たる。 
③ 海保の「非軍事性」を定義している海上保安庁法25条の適正化も課題だ! 有事の際に海保法25条に縛られていては国を守ることはできない!
④ 政府は「領域警備法」提出を見送った。指定地域でグレーゾーン事態が発生すれば閣議決定がなくても治安出動などができるのが柱。
政府は「軍対軍の衝突が直ちに起こる危険性がある」と否定的だが、他国の反応よりも国民の生命を優先するべきだ!





〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
【論戦・安保法制】
2015.8.29 06:00更新 【論戦・安保法制】
識者に聞く 山田吉彦東海大学教授「緊急時、閣議決定の余裕ない」

 安全保障関連法案は日本が真の意味で国際社会の一員になるために必要不可欠なものです。 野党の一部に「戦争法案」との批判があるが、もはや「平和ボケ」を通り過ぎている。自国を守る力を無くした国がどういう末路をたどったのか、歴史を学ぶ必要がある。
 ただ、安保法制をめぐってはいくつか疑問もある。
 武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」への対処もその一つです。政府は自衛隊の治安出動や海上警備行動などの発令を迅速化するため、閣僚の了解を電話で取り付ける閣議決定の方式を導入しました。しかし、緊急時に閣議決定をしている余裕があるのか。
 安全保障上の問題は時間との勝負です。30分や1時間の対応の遅れは命取りになりかねない。首相と官房長官、防衛相など担務する閣僚だけで迅速に意思決定を行い、その他の閣僚には事後承諾を求める形にすべきです。
 海上保安庁の役割も再考する必要があります。中国は離島を制圧しようとするとき、武装漁民を前面に押し出してくる可能性が高い。名目上は軍隊ではなく中国国民なので、まずは海保が対応することになる。
 私案ですが、こうしたグレーゾーン事態では、一部の海上自衛官海上保安官として活動できる仕組みを導入してはどうか。もちろん海保の指揮下に入った海上自衛官は軍隊としてではなく、警察組織の教育を受けた上で、その範囲内で行動する。海自艦艇も海保の巡視船として任務に当たる。不足する人員、装備を補い、事態への対処も容易になるはずです。
 それぐらい抜本的に考えなければ、中国の海洋進出攻勢をはじめとする今の東アジアの安全保障環境は乗り切れません。
 海保の「非軍事性」を定義している海上保安庁法25条の適正化も今後の課題といえます。有事の際に海保法25条に縛られていては国を守ることはできない。
政府は領域警備法の提出を見送りました。あらかじめ指定した地域でグレーゾーン事態が発生すれば閣議決定がなくても治安出動などができるのが柱ですが、政府は「軍対軍の衝突が直ちに起こる危険性がある」と否定的です。
 ただ、他国の反応よりも国民の生命を優先すべきです。それに、現在の国際社会の中で中国がただちにミサイルを撃ち込んでくる可能性は低い。領域警備法の必要性をもう一度考慮すべきです。(石鍋圭)