・傷ついたVWブランド回復の道のりは険しい! 悪質すぎるVW不正!

・“VWショック”は自動車業界全体を揺るがしている。
・傷ついたVWブランド回復の道のりは険しい! 悪質すぎるVW不正!
・米カリフォルニア州は、VWグループのアウディやポルシェのディーゼル車について調べる。
・VWの不正をきっかけにディーゼル車全体のイメージ悪化や規制強化が進む!






〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
フォルクスワーゲン・ショック、多方面に飛び火   
古沢襄   2015.09.25
マツダは連想で株価下落
フォルクスワーゲン(VW)グループが排ガス規制逃れのために一部のディーゼルエンジン車に違法ソフトを搭載していた問題の影響が広がっている。
米当局が他メーカーのディーゼル車も違法行為がなかったか調査する方針を固めたほか、24日の東京株式市場ではVWと取引がある日系部品メーカーなどの株価が大幅下落した。
“VWショック”は自動車業界全体を揺るがしており、収束の兆しは見えていない。
  VWは、ウィンターコルン最高経営責任者(CEO)の辞任を受け、取締役の罷免権を持つ監査役会が25日に後任人事を協議する。
 現地メディアなどでは、グループの高級車ブランド、ポルシェのミュラー会長を筆頭に、アウディのシュタートラー会長、VWブランド責任者のディース氏らの名前が候補に挙がっている。
併せて、VWは、不正に関与した社員を刑事告訴する方針。
 ウィンターコルン氏は2007年からトップを務めてきたが、不正は「認識していなかった」と説明している。
 傷ついたブランドを回復したい考えだが、道のりは険しい。
 さらに、問題は業界全体に飛び火しつつある。
  欧米メディアによると、米環境保護局(EPA)は、現地でディーゼル車を販売する独BMWや独ダイムラー、米ゼネラル・モーターズ(GM)など、VW以外の車両についても規制逃れのソフトが組み込まれていないか、調査に乗り出す方針を固めた。
 米カリフォルニア州も、VWグループのアウディやポルシェのディーゼル車について調べるとみられる。

  一方、24日の東京株式市場では、VWにターボチャージャー(過給器)を納入するIHIが一時、年初来安値をつけたほか、グループ会社が変速機を供給するアイシン精機の株価も先週末比の下落率が7%を超えた。
 クリーンディーゼル車を得意とするマツダも、連想で株価が急落。終値は先週末比134円安の1836円だった。VWと取引のある日系部品メーカーは多く、VWの販売台数が大きく落ち込めば、経営に影響が及ぶ可能性がある。
  各国の環境規制をクリアしたクリーンディーゼル車は燃費の良さや二酸化炭素の排出量の少なさから欧州を中心に支持されてきた。
 だが、VWの不正をきっかけにディーゼル車全体のイメージ悪化や規制強化が進むことも懸念される。(産経)