・米国政府が韓国軍へのアクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)レーダー、電磁波妨害装置など技術移転を拒否した!

・米国政府が韓国軍へのアクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)レーダー、電磁波妨害装置など技術移転を拒否した!
・韓国軍当局は昨年9月のFX事業で、7兆3418億ウォン(約7499億円)掛けて計40機のF35A戦闘機を配備する契約をロッキード・マーチン社と交わした。
・韓国軍はこれらの技術を、2025年の実戦配備を目標として開発を進めているKFX事業に活用しようとした。
・AESAレーダー、赤外線探索および追跡装置、電子光学標的追跡装置、電磁波妨害装置に関する統合技術だ。










〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
米政府がF35対韓技術移転拒否、KFX事業見直し必至   
古沢襄  2015.09.27
■契約時に米国のメーカーが約束していた中心技術4件の提供を拒否
  韓国軍は昨年9月、米国製のF35を次期戦闘機(FX)に決める過程で、メーカーのロッキード・マーチン社からアクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)レーダーの統合など中心技術4件の移転を受けることになっていた。
 しかし、米国政府が技術移転を拒否したことが21日までに分かった。これにより、技術移転を前提に進められていた20兆ウォン(現在のレートで約2兆400億円。以下同じ)規模の韓国型戦闘機開発事業(KFX。別名ポラメ”若タカ”事業)に大きな支障が生じることになった。
  韓国防衛事業庁(防事庁)が、最大野党の新政治民主連合に所属する安圭伯(アン・ギュベク)国会議員の議員室に提出した資料によると、韓国軍当局は昨年9月のFX事業で、7兆3418億ウォン(約7499億円)掛けて計40機のF35A戦闘機を配備する契約をロッキード・マーチン社と交わした。
 ロッキード・マーチン社は、AESAレーダーの統合、飛行制御、航空電子武装など25件の技術資料および技術支援を韓国側に提供すると約束した。
 ロッキード・マーチン社は、契約当時、該当する各技術には数兆ウォン(1兆ウォン=約1021億円)相当の価値があるとPRしていた。
 このうちAESAレーダーは、一定の方向に電波を照射し、既存のレーダーよりも迅速かつ精密に目標を探知・追跡できるもので、電子戦能力まで備えた最先端のレーダーだ。
 韓国軍はこれらの技術を、2025年の実戦配備を目標として開発を進めているKFX事業に活用しようとした。
 しかし米国政府は最近、25件のうち4件の統合技術について、安全保障政策などの理由から技術移転を承認しなかった。
 その4件とは、AESAレーダー、赤外線探索および追跡装置、電子光学標的追跡装置、電磁波妨害装置に関する統合技術だ。韓国軍当局は契約当時、これらの技術を入手するため、ロッキード・マーチン社と最後まで交渉を繰り広げていたという。
 ロッキード・マーチン社側が合意事項に違反したことになるわけだが、しかし防事庁には、これを制裁するしかるべき手段がないという。
 このため防事庁は、AESAレーダー、赤外線探索および追跡装置に関する2件の統合技術は独自開発を推進し、残りは欧州のメーカーなどとの技術協力を通して開発することとした。(韓国・朝鮮日報