・欧州連合(EU)が2013年時点で、ディーゼルエンジン車に搭載された違法ソフトウエアの存在を把握していた! 精神が腐っている!

欧州連合(EU)が2013年時点で、ディーゼルエンジン車に搭載された違法ソフトウエアの存在を把握していた可能性が浮上した。
・英紙フィナンシャル・タイムズが27日までに報じた。規制管理に対するEUの責任が問われる可能性もある。
・「現行の試験手続きの弱点を示した」とし、ディーゼル車については屋内試験だけでなく、路上走行による試験も導入すべきだとの見解を示していた。
・米国では、VWの米国預託証券(ADR)の価格が下落して損失を受けたとして、投資家らがVWを相手取り、損害賠償を求める集団訴訟を米南部バージニア州の連邦地裁に起こす手続きを始めたことが26日、分かった。
・VWのディーゼル車の所有者による提訴に加え、こうした訴訟は米国外でも広がる公算が大きく、同社の経営に打撃を与える可能性がある。






〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
EU、2年前にフォルクスワーゲンの違法ソフトの存在把握か   
古沢襄   2015.09.28
■英紙フィナンシャル・タイムズ 「当局は追及しなかった」
【ベルリン=宮下日出男、アトランタ=小雲規生】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による不正な排ガス規制逃れ問題で、欧州連合(EU)が2013年時点で、ディーゼルエンジン車に搭載された違法ソフトウエアの存在を把握していた可能性が浮上した。英紙フィナンシャル・タイムズが27日までに報じた。規制管理に対するEUの責任が問われる可能性もある。
同紙によると、EU欧州委員会の研究機関は13年にまとめた報告書で、一部ディーゼル車について調査の結果、路上走行時の窒素酸化物(NOx)の排出量がEUの基準値を大きく上回ったことを指摘していた。
報告書はその上で、車両に搭載された装置には試験を感知して排ガス量を減らす機能があると指摘。
 調査結果は「現行の試験手続きの弱点を示した」とし、ディーゼル車については屋内試験だけでなく、路上走行による試験も導入すべきだとの見解を示していた。
EUでは07年以降、こうしたソフトの使用は禁じられ、EU側も走行試験の導入を図ってきたが、実現していない。
同紙は一方でEU側が独自調査などに取り組まず、「規制当局は問題を追及しなかった」と指摘している。
 欧州では新車販売の5割強をディーゼル車が占め、VW以外のメーカーの車両の調査に乗り出す国も出ている。
一方、米国では、VWの米国預託証券(ADR)の価格が下落して損失を受けたとして、投資家らがVWを相手取り、損害賠償を求める集団訴訟を米南部バージニア州の連邦地裁に起こす手続きを始めたことが26日、分かった。
VWのディーゼル車の所有者による提訴に加え、こうした訴訟は米国外でも広がる公算が大きく、同社の経営に打撃を与える可能性がある。(産経)