・中国一辺倒だったドイツも、VWスキャンダルに加えて中国経済の失速を目の当たりにし、見切りを付けたか?

メルケルのインド訪問は2011年以来。10月5日にモディ首相と会談し、さかんな投資への意気込みをみせた。 
・当面、一億ユーロの対インド追加投資を発表した。
・中国一辺倒だったドイツも、VWスキャンダルに加えて中国経済の失速を目の当たりにし、見切りを付けたか?  









〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
ドイツも中国経済に見切りを付けた?   
宮崎正広  2015.10.09
メルケル首相、財界を率いてインドを訪問していた
 就任以来、メルケルは七回、ドイツ経済界幹部を大量に引き連れて北京を訪問し、大々的な中国投資を展開してきた。
VWに代表されるように、ドイツにとって中国市場は貴重な存在だった。 なにしろVWは昨年970万台を生産したが、このうち360万台を中国で販売したのだ。
 メルケルのインド訪問は2011年以来である。
 10月5日にモディ首相と会談し、一緒にバンガロールへ飛んでボッシュ工場を見学した。「ドイツの技術とインドのIT技術の連合により、独印経済協力は新しい地平を開く」などとして、さかんな投資への意気込みをみせた。 当面、一億ユーロの対インド追加投資を発表した。
 モディ首相は14年にドイツを訪問し、ハノーバーメッセでABB社のブースを見学し、両腕ロボットの展示に見入ったことがあり、積極的にドイツ企業のインド進出をプロモートしてきた経緯がある。
 それにしても中国一辺倒だったドイツも、VWスキャンダルに加えて中国経済の失速を目の当たりにし、中国への態度を一変させたのかも知れない。
 それとも、これは地殻変動のはじまりなのか。