・「サンデーモーニング」は「テロとの戦い」から、脱落せよというのだ! 相変わらずの「一国平和論」、フランス国民が知ったら、怒り心頭に達するだろう!

・テロを未然に防ぐのは、難しい。とはいえ、成功例はある。
・その一つが、2006年8月に、英国で発覚した航空機爆破テロ未遂事件だった。
・米国各地に向かう複数の旅客機を空中爆破する計画を事前につかんだロンドン警視庁は、イスラム過激派につながる犯人グループの逮捕にこぎつけた。
・国内のイスラム社会を厳しい監視下に置き、電話やメールの傍受まで行った成果だった。
・「サンデーモーニング」は「テロとの戦い」から、脱落せよというのだ! 相変わらずの「一国平和論」、フランス国民が知ったら、怒り心頭に達するだろう!





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2015.11.16 05:03更新  【産経抄
テロと一国平和主義 11月16日

 テロを未然に防ぐのは、難しい。とはいえ、成功例はある。その一つが、2006年8月に、英国で発覚した航空機爆破テロ未遂事件だった。米国各地に向かう複数の旅客機を空中爆破する。この計画を事前につかんだロンドン警視庁は、イスラム過激派につながる犯人グループの逮捕にこぎつけた。

▼警察や情報機関にとっては、威信のかかった捜査だった。その1年前、ロンドン中心部で起きた同時爆破テロで、52人が死亡している。国内のイスラム社会を厳しい監視下に置き、電話やメールの傍受まで行った成果だった。

▼13日、パリで起きた戦後最悪の同時多発テロは、中東の過激組織「イスラム国」の犯行とみられている。パリといえば今年1月、風刺週刊紙が、襲撃を受けて記者ら12人が死亡する事件が起きたばかりだ。その教訓を生かせず、テロ計画を察知できなかったのは、治安当局の大失態ではないか。

▼来年にサミット、5年後に五輪を控える日本にとっても、もちろん人ごとではない。昨日の朝、久しぶりにTBSの情報番組「サンデーモーニング」を見た。さすがに、テロ対策について、識者が意見を交わすものと期待していたら、当てが外れた。

▼対策より、テロ組織との政治的な対話が大事だという。そもそも過激組織が勢力を伸ばすきっかけになったのは、米国のイラク攻撃、それを支持した日本にも責任の一端があるそうだ。果ては安保法制がやり玉に挙がった。フランスは米国とともに、イスラム国への空爆を続けている。日本が後方支援に踏み切れば、標的になってしまう。

▼つまり、「テロとの戦い」から、脱落せよというのだ。相変わらずの「一国平和論」、フランス国民が知ったら、何を思うだろう。