・「まるで北京の内政干渉であり、一国両制度の原則に反する」

・台湾の「ひまわり学生運動」=「時代力量」が国会で五議席を占めたので、香港の学生たちが座り込みを開始した。
・あたらしい波は、またたくまに香港へ飛び火した。
・香港では共産党批判の出版をつづけた銅澤湾書店の店主ら五名が「行方不明」となり、中国国内に拘束されていることが伝わって世界的ニュースとなった。
・香港では数千人規模のデモがおこなわれたが、北京に遠慮して香港のメディアで、このデモを報道したのはたった二紙だった。
・「まるで北京の内政干渉であり、一国両制度の原則に反する」








〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
台湾の政界新風、つぎは香港へ伝播する   
古沢襄  2016.01.21
 しばらくは二階の書斎にあるPCの前に座ることが出来なかった。今週を例にとれば、火曜日は病院の腎臓内科で診療、木曜日は同じ病院の血液内科の診療、金曜日は自宅で看護師による一般診療。二月になると泌尿器科の診療が加わる。
病院の専門医師による診療の一時間前に採血、採尿、貧血予防の注射をせねばならぬ。
 家に戻ってもさすがに疲れる。とても二階の書斎にいってPCの前に座る気にはなれない。おまけに愛犬バロンが階段の下で吠えているので落ち着かない。
 いっそのこと書斎のPCを一台、下の居間に下ろして・・・とも考えているが、回線をどう繋ぐのか素人の私には出来ない相談。というわけで、ユーザーの皆さんから、また病状が悪化したのかとご心配をかけている。
 バロンは私が居間にいれば、安心してストーブの横で高いびき。やはり誰かに頼んで、PCを下の居間に置かねばならないと考えている。

今週の宮崎正広さんが台湾の「ひまわり学生運動」が国会で五議席を占めたので、香港の学生たちが座り込みを開始したと伝えている。あたらしい波は、またたくまに香港へ飛び火したというから注目される。

■台湾「時代力量」(ひまわり学生運動)五議席、国会へ 大刺戟を受けた「雨傘革命」の香港、学生が座り込みを開始した。<宮崎正広>
台湾の新党「時代力量」のあたらしい波は、またたくまに香港へ飛び火した。
 ちょうど、台湾国会を占拠し、馬路線の中国急傾斜に抗議した「ひまわり学生運動」が、広範な国民の支援を受けて、馬政権の親中路線を修正させたように、その流れが膨らみ、先週の総統選、ならびに立方委員選挙に若い候補者を立てて臨んだ。
 ブームが起こり、五人が当選した。
 しかも国民党ベテラン、重鎮議員をやぶったのだ。この波は津波のような刺戟力をともなって香港の学生らを突き動かした。
1月20日、香港大学キャンパスで座り込みの抗議行動が開始された。リーダーは同大学の梁綺幅で、授業ボイコットを呼びかけたところ、たちまち数百が参集した。
香港では共産党批判の出版をつづけた銅澤湾書店の店主ら五名が「行方不明」となり、中国国内に拘束されていることが伝わって世界的ニュースとなった。香港では数千人規模のデモがおこなわれたが、北京に遠慮して香港のメディアで、このデモを報道したのはたった二紙だった。
 おりから香港大学では副校長の陳文敏が次期理事長に推薦されるも大学理事会が、この人事を認めず親中派で梁振英行政長官のアドバイザーでもあり、北京寄りの李国章を新学長に指名。
 そこで学生が、この人事を不満として「北京の顔色をうかがうようなトップを受け入れるのは大学の自治に反する」などとして抗議の声をあげたのだ。「まるで北京の内政干渉であり、一国両制度の原則に反する」と。
2012年にも、教育政策で北京より教科書を押しつけようとした香港政庁の行政のあり方に憤慨した香港市民・学生等が数千人規模で立ち上がって抗議行動を展開し、ついに撤回させた経緯がある。
2015年には選挙制度の改悪に手を付けた梁振英行政長官の遣り方に、香港島九龍半島の主要幹線道路の三地点を封鎖し、数千、数万が連日座り込んで抗議した。
 かくて台湾の政界新風、つぎは香港へ伝播する。階段の下でバロンの吠え声がひときわ高くなった。