・東日本大震災や福島第1原発事故の教訓を踏まえ、災害対応の専門組織「防災庁」を新設するよう提案した。

東京電力福島第1原発事故への菅直人政権の対応について「試行錯誤でしか対応できなかった。首相官邸も東電もお手上げ状態になっていた」と総括した。
・非常事態に首相の権限を強化するため憲法に緊急事態条項を盛り込む必要性についてただす声も上がった。
・五百旗頭氏は「緊急事態条項は必要だ」との見解を示し「法制度も合わせて整備する必要がある」とも指摘。
東日本大震災や福島第1原発事故の教訓を踏まえ、災害対応の専門組織「防災庁」を新設するよう提案した。







〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
2016.4.7 22:33更新
震災復興構想会議の元議長・五百旗頭氏「官邸、お手上げ」 
自民の初動対応検証チームで菅政権の対応に

 自民党東日本大震災時の政府の初動対応を検証するチーム(座長・松本純政調会長代理)は7日、党本部で初会合を開き、熊本県立大理事長の五百旗頭(いおきべ)真氏から意見聴取した。五百旗頭氏は、民主党政権時に「東日本大震災復興構想会議」の議長として復興計画の提言を取りまとめた。
 五百旗頭氏は席上、東京電力福島第1原発事故への菅直人政権の対応について「試行錯誤でしか対応できなかった。首相官邸も東電もお手上げ状態になっていた」と総括した。
 津波地震に対する中央省庁や地方自治体、自衛隊、警察などの対応に関しては、平成7年1月の阪神大震災の発災時との比較で「見違えるような動きだった。現場の力として相当、しっかりやっていた」と評価した。
 出席議員からは、非常事態に首相の権限を強化するため憲法に緊急事態条項を盛り込む必要性についてただす声も上がった。五百旗頭氏は「必要だ」との見解を示し「法制度も合わせて整備する必要がある」とも指摘。また、五百旗頭氏は東日本大震災や福島第1原発事故の教訓を踏まえ、災害対応の専門組織「防災庁」を新設するよう提案した。