・総じて西日本はウドン、東日本はソバ

・総じて西日本はウドン、東日本はソバというが、名古屋のきしめんはウドンの一種。
・富山のウドンは材料を琵琶湖に近い滋賀県から仕入れていた。これがとてつもなく美味い。たれ汁は関東風。
・信州では店の者がうどん粉をこねて大鍋でゆであげる。お盆の季節になると、どこの家庭でもウドン!ウドン。
・秋田の稲庭うどんはうどんの一種、歴史が古い。寛文年間以前に秋田藩稲庭村小沢集落(現:秋田県湯沢市稲庭町字小沢)の佐藤市兵衛によって始まる。
・その製法技術は、日本海交易により福岡からもたらされた。
・「稲庭うどん」は日本海交易による秋田と福岡の合作だった!








〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
信州のお焼きと秋田の稲庭うどん   
古沢襄  2016.04.09
 日本は縦に長い列島だから、それぞれのお国自慢が混在している。九州博多に三年住んだが関東者の私には麹がきく西日本の味噌、醤油に馴染むのに少し時間がかかった。
 それが博多者が上京すると、関東のソバ汁は醤油を舐めるようで頂けないという。
関東者はソバ汁をちょっぴり付けて食するのが通。その方がソバ本来の味が生きると譲らない。総じて西日本はウドン、東日本はソバというが、名古屋のきしめんはウドンの一種だろう。
富山のウドンは材料を琵琶湖に近い滋賀県から仕入れていた。これがとてつもなく美味い。たれ汁は関東風。
信州では店の者がうどん粉をこねて大鍋でゆであげる。お盆の季節になると、どこの家庭でもウドン!ウドン。
 それにお焼きを作る。商家が実家だった母はお焼きが得意料理。茄子を刻んで甘味噌で具を作る。夏の風物詩。
具にあんこを使うのは邪道だと母は譲らない。甘みを抑えた茄子の具が本来のお焼きだと言った。
秋田の稲庭うどんはうどんの一種、歴史が古い。いまはスーパーでも乾めんの稲庭うどんを売っている。
「稲庭古今事蹟誌」に、寛文年間以前に秋田藩稲庭村小沢集落(現:秋田県湯沢市稲庭町字小沢)の佐藤市兵衛によって始まると伝えられている。
 その製法技術は、日本海交易により福岡からもたらされたとする説もある。